忍者ブログ

次の記事 ≫

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

comments

忍装束で忍者岳登頂!! 〜伊賀忍者ミステリーツアー〜

伊賀は柘植市にある忍者岳を初めとした鈴鹿山脈縦走に行ってまいりましてござる!
本日はお日柄もよく、絶好の登山日和となり申した!

数年前に屋久島で登山をしてみてからというもの、すっかりはまってしまった登山。
いつか忍装束で登山してみたいと思っていたところ、遂に実現できたでござる。
なぜ忍装束で登山したかったかというと・・・

・忍者は山内でのゲリラ戦を得意としたというが、そもそも装束で登れるものか
・覆面をしたまま登頂するのは苦しくないのか
・山内で敵に忍び寄ることは可能なのか
・昔の人は草鞋で山を登っていたと思うが、足は痛くならないのか

というリアルなところを実験してみたかったからでござる。
その第一実験体が「忍者岳」というのは、ピッタリすぎる!

忍者岳という名前は、驚くことに20年ほど前につけられたばかりらしい。
それまで名がなかった山を、
・伊賀と甲賀の境にある山ということ
・そしてそれらの忍者が修行した場所ということ
から、忍者岳と名付けたようだ。
その名付け親の先生が今回のメインのツアーコンダクターである。

柘植駅に降り立ち、伊蔵兄貴と装束に着替えてから、池田先生に送ってもらって一路「余野公園」へ。

【柘植駅。何もないところ】


余野公園が鈴鹿山脈への登山口の麓となっていて、ここから山脈に入って行く。



ちなみにここで一眼レフのSDカードが入っていないことに気づく。。。
なので今回はiPhone(しかも古い4)による撮影ですので画質保証できません。
悪しからず・・・・

到着した余野というところはだだっぴろーい特に何もない場所であった。
が、池田先生の解説によると実はすごいところであった。

【余野公園】


甲賀郡中惣を覚えておいでだろうか。
これらは伊賀・甲賀それぞれににおける一番大きな合議体組織である。
そして伊賀・甲賀が有事の際など何か両国で話し合いの場を持たなければならないときに行われたのが「野寄合」(のよりあい)である。
ここから余野(よの)という地名がついたのではないか、と言われているそうだ。
伊賀と甲賀を丁度分断する山脈の麓である。
多いにあり得る由来でござろう。
ここで野寄合が行われ、伊賀忍者と甲賀忍者が集まっていたと考えるととても胸が高鳴りまする!
鈴鳴の某ならぬ、高鳴の嵩丸でござるw


【そしていざ入山!】



今回は前述した実験したいこともあったので、
・覆面は休憩時以外はずっと着用
・地下足袋の上にわらじを装着
・リュックではなく風呂敷だけで荷物を持つ
という自分ルールを課し、山へと入っていた。

【草鞋バッチリ!】


【覆面、風呂敷も装備しております】


一方、伊蔵の兄貴は山伏スタイル。
めちゃめちゃ決まっておりまする。

【役小角が降臨したかと思た】


山に山伏と忍者がいるカオス。
こんなわくわくする登山は初めてやで!!

【そしてこのお方も!】


今日のルートは・・・
ゾロゾロ峠▷倉部山▷鳥不越峠▷三国山▷忍者岳▷加茂岳▷油日岳
の縦走からの下山。



三国山は伊賀・伊勢・甲賀の三国を一望できる山。
油日岳はかの甲賀忍者達が進行した油日神社の本社。

こんなに忍者に関係のある山ってそうそうないぞよ・・・
こんなに楽しくて無駄のないルートを行かせていただいてよいのでしょうか。。。

【途中、苦無を装備した山伏】


最初の山へ向かう途中のぞろぞろ峠に一行がゾロゾロと立ち入り、休憩。

【ここでは三刀流を使いたいところ】


▼ミッション1 〜山内ゲリラ戦法実験〜
拙者は一旦集団から距離を置いた後、忍び足で伊蔵兄貴の背後に忍び寄ってみた。
が、枯葉がカサコソと音を立ててしまい、簡単にバレてしまったではないか!!

当然のことながら、山には葉や草が多く、静かなときに動くとそれらが擦れて音が出てしまう。
だから不意打ちをするために敵に近づくには、自分の移動する音が消えるほど風の強いときでないとならない。
それか木の上に居て飛び降りて不意打ちするか、誰かを囮にしておびき寄せるか、土遁の術を使うか、のパターンしかないかもね、と伊蔵の兄貴と話したりしていた。
六角氏に伝わる秘伝の山内ゲリラ戦法、ぜひとも教えを請いたいでござる。。。

【必死に狸隠れをしようとする如狐丸さん】


伊賀之忍砦所属の如狐丸さんは、今回スタッフとしてご参加くださり、みんなの後ろから精一杯のサポートをしてくださりました!
それにしてもジャージと装束を折衷した衣装、面白かったでござるw

そして最初の山頂、倉部山にとうちゃ〜く!

【倉部山】


【見晴らし良し!】


【とりあえず大地と空に感謝】


次に向かうは三国山。
その途中に鳥も越えられないという鳥不越峠というのがあるのだが・・・

【字の順番が違うw】


このおじいちゃんがメインコンダクターの岡島先生。
今年喜寿を迎え、元気に先頭を歩くツワモノでござる!
岡島先生曰く
「看板、間違えちゃいましたw」
だそう。
お茶目で可愛かったですw

【月桂樹をつけた豹捕氏】

なんか隙間が多すぎて禿散らかした感が・・・w

【三国岳まで急な斜面を登りまする】


【そしてついに到着!三国岳!】


ここいらでお待ちかねのランチタイム!!

▼ミッション2 〜風呂敷の運搬適応性実験〜
普段はザックを背負って登山するが、今回は
・ガイドレジュメ
・ペットボトル
・お弁当
・メロンパン
を風呂敷に包んで行った。

いざあけてみると・・・
【お弁当】

つb、、つぶれている。。。

【メロンパン】

ぺったんこやないかい!!

しかもつけている途中で前の方にずれて来たり、ペットボトルが落ちたりと。。。
結び方ももっと研究しないとならないが、やはり現代のザックと比べると不便なこと極まりなかった。
だがこの不便さも含めて日本の心である風呂敷は何かいい。
もっと結び方を研究して使いこなしてみせようぞ!

【こんなとこに苦無が・・】


【手裏剣まで飛んで来た!】

忍者岳に近づくにつれ、忍者が警戒のために仕掛けて来ているのか・・・

【伊蔵氏の右肩に血痕のようなものが!?】

伊蔵さん、、もしかしたら僕らのために人知れず1人ヤッてきたかもしれない。
さすが伊賀の忍びでござる。

そして再出発すること数十分。

【ついに来ました忍者岳!!】


これは写真に納めるしかない!!

【忍者岳 feat.忍者】


【豹捕さん、、、忍者「岳」が隠れちゃってるよ・・・】


いやー、忍者で忍者岳ついに達成!
もうこれで思い残すことはないっす!

そして次なるところへ向かう。

【修行中?】


そして次なるは・・・

【油日岳!】


油日神社のエントリでも書いたけど、油日は甲賀忍達が崇拝した神社のこと。
この山の神が元らしいでござる。

【奥社!ありがたや!】


【岳大明神 油日荒魂命】


ここで皆でお参りをして、下山に入りまする。

▼ミッション3 〜忍者は山を駆け下りれるか〜

なお、今回地下足袋と草鞋で山内を歩いていると、やはり現代の登山靴よりは足首にかかる負担が多いことに気がついた。
草鞋のおかげで、足の裏へのダメージはかなり軽減できていたのだが。。。
よくアニメやドラマのシーンなどで山の急斜面を忍者が駆けたり飛んだりしながら下りていくシーンがあるが、これはなかなか人間業では厳しいと思った。
せめて4つ足であればつゆしらず、2足歩行では絶対に限界がある。
転ぶか足を挫くであろう。
ウルトラマラソンなどで素早く降りていく人がいると思うが、行ってあそこくらいまでのスピードなんだと思うなァ。
全速力は絶対自滅します。良い子はマネしないでね。

【仙人がいました】


下山途中、池田先生が
「不動明王がいるぞ〜〜〜〜!!」
と前の方から忍者勢を呼びつける。

サササッとかけつけてみると、険しい崖の向こう側にいい感じの滝が!!!

【狭い・高い・怖い(STK)】


【これが不動滝!】


【御不動様が見守ります】



【滝の横登ってみた】


ここ、実際に忍者が修行していたと言われている。
雨の日の翌日など、水量が増せば滝ももっと荘厳になるだろう。
かなりロマンがあり、同時にパワーを感じるスポットでござった。

そんなこんなで無事参加者みんな下山し、鈴鹿山径突破にござります。
皆様大変おつかれさまでござりました!

▼ミッション3 〜草鞋の耐久性〜
今回履いた草鞋はほぼ下ろしたて。
下山後、最終的に草鞋がどうなったかというと・・・


さきっちょの方がほぼすり切れてなくなっている。。
半日山に登っただけでこんなにもなってしまうのか。。
歩き方のこつなどもあるとは思う者の、以外と耐久性はそんなに高くないということがわかった。
昔の人は、遠征のときなど山越えをすることもあろうが、替えの草鞋は何個か持っていたのだろうか。
ただあんまり大荷物だと邪魔やし・・
バランスが難しい。ちょっと調べてみたいところでござる。

▼ミッション4 〜覆面・装束で登山は可能か〜
結論から言うと可能だけど欠点もあるかな、という感じです。
覆面は結構重宝したし、頂上になるに連れて苦しくなるかと思いきやそうでもなかった。
むしろ池田先生が植物のご説明をされるときに花粉がめちゃめちゃ飛んでるのが見えたので、覆面しててよかったと思えたでござるw
装束については、袴系だとするときつい。
袴は風を受けると膨らんでしまうので、木の枝などに引っ掛けて破ける可能性もある。
野良着などが一番いいんだろうな、って心の中で叫び申した。


そして最後に思ったのは、忍者は森に映える、山伏は岩山に映える、ということがわかり申した。
拙者も装束で山の中を歩いているときはなんか忍びの者になっていたような錯覚に陥ります。

山×忍者

これ、推していこうかな!

拍手[2回]

PR

0 comments

心の上に置くべき拙者の刃 〜武蔵一族忍術講座〜

本日は月1で行われる、頭目による忍術講座の日。
テーマは現代に活かす忍術。

今日は本格的な忍者について学ぶことができたといえよう。

完全非公開なので内容はあんまり詳しく言えないが・・・
みんながうっすらわかっているようなことについて、改めて感じたことを記す。

忍者の定義って難しい。
周りの忍者関連の人に聞いても、人によって答えは様々。
しかも皆が悩んでいる。

でも今回の講座でなんとなくわかってきた。

とにかく忍者に必要なことは

如何に誰にもみつからずに、バレずに事をなすか。

これに尽きる。

そもそも遁走術なんて、見つかっている時点でアウト。
手裏剣がうまくても、それにより1つ死体ができればそこに「非日常」が生まれる訳で、何かと足がつく。
すると遁走術や武術を訓練するよりも、もっと見つからない方法やバレない方法を模索するべきだろう。

そうやって原点に立ち返ると、日常の流れにスッと溶け込み、
・その日常の流れを一切かき乱さずに目的を達成すること
・または日常の流れが変わったことを気づかせず、ごく自然に別の流れに持っていくこと
こそ肝要であることに気づく。

これっていくら手裏剣や体術を練習してもできることじゃないんじゃないかな。
身体を鍛えて強くなるのも大事だけど、忍者として考えたら、それって本当に必要かどうかはもうちょっと検討の余地があると思う。
武士とはまた別の役割が必要だったから忍びがいたはずなので、武士と同じ強さを求めるだけなら忍者いらないし。


最近は忍者活動で結構目立つ行動をしていたので、その原点を忘れていた。
現代のこの流れに、なんとか「忍者」という一石を投じよう、投じようとしてきた気がする。
しかしその一石は、流れを分断し、大きな波紋を立てる。
これが本来の忍びなのかと言われるとやっぱり違うんだろうな。
もちろん楽しいことが多いので、今後も活動はしていきたいんだけど、そのためにはちゃんと
「今やっていることは本来の忍びとは違う」
ということは認識しておかねば、過去に行きた忍者達に失礼なんだと感じるようにしよう。
そしてそれは、皆もちゃんと感じていることだと思う。

だからこそ「忍」の原点はちゃんと心の一本軸、否、「心の上に置く刃」にしておき、いつでもその刃を忘れないようにしておかねばならないと感じたでござる。
可能であればやっぱりその本来の忍びの姿を伝えていくべきなんだろうな、とも感じた講座でござった。
非常に大事なことを教えて、気づかさせていただいた。


まぁいろんなイメージや考え方はあると思うが、今後忍者関連の資料を調べたりするときは、そんなところに軸を置いて、研究をさらに深めていこうと感じ申した。


・・・・
・・・・・
・・・・・・・

プハァ!!!!
真面目モード解禁っ!!w

実は今からまた伊賀に向かい、「忍者岳」に登ってくるでござる!!

忍装束で山を登る!

という行為を前から行ってみたくて、一体どんな感じになるのか実験してみたかったところでござる。
今回たまたま池田先生が企画してくださったので日帰りだけど行くことにしたんす!

待ってろよ、忍者岳!!

拍手[5回]

4 comments

忍者の忍者による忍者のための忍術教室 開催!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
忍者に興味を持ったとき。
忍術を習いたいと思ったとき。
忍者がどのように動いていたかを知りたいとき。

そなた達ならいかがなされますか?

本を買って調べますか?
伊賀とか甲賀に馳せ参じてみますか?
武神館に入門しますか?

本では本当の忍者の動きは学べません。
人間離れした阿修羅のショーを見ても、実際に動けるようにはなりません。
武神館は戸隠流忍術も取り入れてはいますが、ほとんど忍術ではありません。

・・・ならばどうすればよいのじゃ!

そんなそなたに嬉しいお知らせ。

「武蔵一族 忍術教室」開催にござる。

教えるのはもちろん、武蔵流忍術を受け継ぐ忍び集団「武蔵一族」の頭目。
武道ではない、忍者だけに特化したハイ忍者クオリティ。
なぜ忍者がそう動いたのか、なぜ忍者がそうしたのかをとても理論的に解説。

これを受講すればそなたも忍者じゃ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

という感じで、CMチックに初めてみたでござるが、忍術教室については、既に「しころぐ」「千里の道も」でも事前紹介済みなので、拙者は第1回を受講しての訴求を試みる!
真面目に受講していたので、写真はございませぬ!


まず、黙想と礼法、そして座法。
忍者の座り方や、動かずじっと待ち有事の際にすぐ動くにはどうしたらいいかなどをご教示いただく。
なるほど!これは忍者っぽい座り方でござる!

九字護身法。
これは以前のエントリでも説明いたしたが、「闘」「者」を苦戦しながら皆で会得。

次に構え、立ち方、走り方。
今回、一番拙者の中でHITだったのは、走り方。
テレビでよく見る、忍者の走り方をイメージいただきたい。
あの上半身は動かさずに歩幅は小さい走り方は、なぜそう描かれるのか。

頭目から指導されながら説明を受ける一同。

・・・なるほど!そういうことだったのか!

皆の頭の上に電球マークが見えるほど、道場の中が納得感に溢れかえっていた。

そして待ってました手裏剣。
手裏剣は拙者も大会で全国出場するくらいでござるから、自信はあったのだが、、

えっ!?
拙者の構え方は実践では使えないじゃと!!?
なんでじゃー!!

・・・なるほど。。確かに。。
反論の余地もできないほどに合理的な理由で、拙者の思い込みは一蹴された。
「武道」としての手裏剣打の方法としては、左手を前に出したりするのだが、「忍道(笑)」としての手裏剣打ちとしてはそれはいかんのでござる。
その理由は・・・秘密でござるw

そして奥義「火の型」。
これは何たるかは全く書けんが、かっこいい。。
この型はとても忍者っぽい、忍術が踏んだんに取り入れられた型でござった。
なんとしても習得しようと思う。

最後に、万物を捉える考え方、今後の忍術の心構えなどの講話をいただいて終了。

まさに拙者が求めていた内容でござった。
去年、武神館にも体験で入ってみたのだが、忍術ではなく古武術だったし。

忍者は別に相手を倒せばいいってもんじゃない。
正々堂々と勝負なんてしなくていい。
主から命じられたことを成し遂げて、なんとしても生きて帰れればいいのだから。

ここでは、そのために忍者として必要なものを教えてもらえる。
そう、相手を倒す武術ではなくて、本当の忍びとして必要なスキルを教えてもらえるのだ。

ということで何をしたかは紹介したが、その具体的なHOW TOについては教えませぬw

気になる方は来月の忍術教室に御参集あれ!!

★詳細はこちら。
----------------------------------------------------
武蔵流忍術教室
●日時:第三土曜日 16:00~17:00
●場所:時代アカデミー道場
●服装:自由(忍者装束推奨)
●内容
武蔵一族として共通の動作を中心に行います。
・九字、礼法、座法、立法、歩法
・車手裏剣(構え、打ち方、対人理合)
●会費
1.武蔵一族
・年会費:500円
・忍術教室:500円
2.一般参加
・初回体験: 500円
・以降参加:1000円
・見学:無料(はじめの30分のみ)
●連絡先
質問等がございましたら気軽に問合せください。
・メール:jidai-academy@mail.goo.ne.jp
・件 名:忍術教室について
-------------------------------------------------------------


※しころ作(拝借致した!)

そして教室が終ってほっと一息。

拍手[0回]

0 comments

ダメニンジャーな一日

最近、拙者これまでで最高峰の金欠でござる。

社会人になってからというもの、ここまでひもじくなったことはない。

ここ3ヶ月で5kg痩せてしまった。。

まぁ、忍者としては軽い方がいいのだけど・・・



そんな中、本日は一族の組頭、習志野さんと一緒に手裏剣の稽古を行った。

一緒に稽古できる人がいると、楽しくでいいでござるね!



現在は暫定で12位なので、昨日一族の千姫も参加した愛知予選を合わせても本戦には行けるだろう。

(千さんお疲れ様でした!)



だが、ここで一つ問題が。

来週の甲賀で行われる全日本忍者選手権大会の翌週が、伊賀での手裏剣の大会。

連続で近畿地方にいかなければならないのだが、今の財務状況ではとても2回遠征はできない。。



すごーく迷ったが、手裏剣大会は
予選を突破できてせっかくのチャンスなので、今回は甲賀の選手権大会の方は見送ることにした。
千さん、習志野さん、拙者の分まで頑張ってきてくだされ。。。!


これがついてないポイント①。。

とするともう、手裏剣大会に集中するしかない!
と踏ん張り、稽古も頑張ってみた。

が、、痩せてまったために筋力が落ち、全く予選のときの感覚と違う。
威力が落ちて、なかなか刺さらない。。
うー。。

ただ、だんだん感覚を取り戻してきて、今日の最高は130点!
これが本番で出せればいいなぁ。


今回は習志野さんが調達してくれた公式手裏剣で練習していたでござる。
公式手裏剣はほんとに手が切れるほどするどく、購入時には登録が必要なほどのシロモノ。
刺さった手裏剣が深く刺さっていると、結構抜きづらく、力を入れてひっこ抜かないとならない。

今日も引っこ抜いたら、、

シュパっ

と手が切れ申したw
痛いっす。。

うーん、斬れ味抜群やね・・・

ついてないポイント②でござる。。。


そして稽古も終盤に差し掛かった頃、事件が起こった。

右腕も疲れてきたのか、投げた手裏剣がすっぽ抜け、的から大きく外れたのである。

その先には窓が。。。

一瞬景色がスローモーションとなり

ミシっ

と嫌な音がしたと思ったら、そこにはヒビが。。

orz

瞬時に頭目と事務局長鷹姫の顔が思い浮かんだ。。

やばい、、、怒られる。。。。
そして、本当にごめんなさい。


この感覚、小学生の時キャッチボールをしていて、人の家の窓を割ってしまった時以来だ。

ごめんなさい。。。
本当に申し訳ありません。。。

これが今日最大のついてないポイントでござります。


すぐさま業者に電話し、19時半頃にきてくれるとのこと。
あと2時間半もある。。
事務局にも連絡し、ひとまずじっとして道場で待つことに。

が、、18時半頃に業者から連絡があり、今日は台風のため作業ができないから日を改めて欲しいとのこと。
ま、、マジでござるか。。
タイミングが悪いよう。。。

なんとかお願いしたが、やはり無理だとのことで、明後日辺りに会社休んで立会いをしてくるでござる。
しかも見積もりでは2万円くらいと言われた。。
今月もカップ麺ですね。
ひもじき哉。。


そしてしばらく待ったために、台風が着々と近づいてきており、道場を出る頃には暴風雨に。
しかも、お金がないためチャリできていたものだから、ビショビショになりながら、駆け出した。

これがついてないポイント④。。
悪いことは重なるのでござりますね。

横からの雨を顔面に受けつつ、中島みゆきの「空と君との間に」を歌いながら、ペダルをこいだ。

~空と君との間には今日も冷たい雨が降る~

なんかついてなさすぎて、ちょっと半べそをかきながらペダルを踏み続けたのでござる。。。

そんなこんなで家に帰り着いた。
こんなに踏んだり蹴ったりな日はそうそうないでござろう。
でもそれも身から出たサビ。
とにかくご迷惑をおかけした皆様には申し訳なさでいっぱいです。
本当にすみませんでした。

正直ちょっと凹みました。
だけど、習志野さんからイイ言葉をいただきました。

~嫌なことがあったときは、税金を払ったと思えばいいんですよ。
嫌なことはいつか必ず起こるはずで、それが税率が安いうちに払えたと考えましょう。
きっと今日のことがなければ、このあともっと高い税率で税金を払わなければならなかったでしょう。
手裏剣が人に当たらなくてよかったですね。~

確かに。
確かにそうでござる。
これにちょびっと救われたでござる。

習志野さんは拙者より3つも年下なのに、いつもいろいろ学ばせてもらっている。
本当にありがとうございまする。
拙者もしっかりしないとな。

とりあえず、明日からも強く生きて参ります!

拍手[0回]

10 comments

出羽山伏修行体験 〜其の弐〜

9/8(火)

4:30に起床!
まだ眠いっすよ〜。。

ホールに集合して全員で輪になり、床固めを行う。
眠いときの方が無になれる気はしたなぁ。
もしかしたらただ寝てただけかもしれないけど・・・笑

朝のだんばりをいただき、メインの月山抖そう行へ!
標高2000mくらいの山だが、めちゃめちゃ天気がよく、庄内平野や最上川が一望できる景色は圧巻でござった!
雪国の山は初めてだったのだが、長野や山梨では森林限界を突破した辺りと同じような景色なのに、不思議な植物がかなり鬱蒼と生えていたし、山なのに池があるという、何とも不思議な光景だった。
これぞ霊山。。。よいのぉ。

しかも足袋で歩くため、トレッキングシューズとは違い、石の尖った箇所を踏むと足ツボマッサージのようになり、なかなか身体にもよさそうだった。
ふふふ、、今度から足袋で登ろうかと画策中。

月山の頂上では神社があり、そこでお祓いと祈祷をしていただいた。
山頂でのお祓いは清々しいものがある。

ただ、霊山の山道としては、拙者は羽黒山の方が好きであるな。
緑が茂って日が入らないのはかなり神秘的で、霊丸!って感じであるからだ。

・・・否、霊山!

下山し、念願の滝行へ!
これが一番やってみたかったんだよな!

女性陣が着替えている間、10分ほどふんどし一丁でたたずむ男性陣。
他の男の尻を見ているしかないあの時間が一番苦痛だったかもしれない。。。

そしていざ水の中へ!
もう15時か16時くらいだったし、水もとても冷たかったので、入った瞬間は震えが止まらなかった。。。。
このままじゃすぐ根をあげてしまいそうや。。。

そのとき、拙者は九字護身法を心の中で唱え始めたのでござる!
するとどうだろう。
あらゆる畏怖や逃げ出したい気持ちは次第に吹っ飛んで行き、滝が暖かく感じられるようになった。
これは本当の話である。

そうして約10分〜15分くらいであろうか。
ただただ無心で滝に打たれ続けていた。
滝業が一番と言っていいほど、自分の成長につながれる行であったと思う。
機会があればぜひもう一度やりたい。
今度はもっと強い奴を・・・

戻ってだんばりをいただき、またも来ました忍苦の行。
今回は、炭を焚くおっちゃんが「やべー辛くしすぎた」とつぶやいてしまったとおり、とても辛いお煙でした。
しかも今回は、祝詞のようなものを読み上げるオプション付き。
この行、煙を吸って耐えるだけならまだしも、一度声や咳をしたら最後、そのあと咳がとまらなくなるという厄介ものである。
この日も涙に鼻水に、+αでよだれまで出る始末。。。
きたなかったーw

そして夜の抖そう行からの床固め。
五重塔とはもうマブダチになったと言っていいほど語り合ってやったぜ!
しかも夜空には星空と稲光が。
いろんな光に囲まれて、とてもいい瞑想ができました。


9/9(日)
そして今朝もまた4:30に起床。
今日は朝のだんばりはなしで、床固めをしてから早速抖そう行で羽黒山へ。
疲れからか、一日目より石段がつらい。。。
周りの皆も疲れてきているのがよくわかった。

羽黒神社でお参りして、下山したらいよいよ最後の火渡り。
山伏の修行は一度死ぬ、と申し上げたが、たき火の上を渡ることによって、再度この世に生まれでてくるという、修行の終わりを告げる儀式である。

拙者は思いっきりダッシュして、火の上を飛び越えた!
これにて新生・嵩丸の誕生である。
以後お見知りおきを!!


忍者とのつながりはあまり見つけられなかったが、七方出でも山伏になれなきゃいけないし、衣装の着方を覚えれたのもよかった。
山伏の言葉も一部ではあるがわかってよかった。

1週間丸続けで峰入りに参加すれば、本物の山伏になれるという。
仕事の休みは取れなそうだが、、いつかやってみたいでござるな。

よし、これで諸国を行脚するときは、山伏の格好をすれば怪しまれないで移動できる!
やったるで〜!
そして次は虚無僧やってみたい。。。
尺八練習せねばな。

本当に楽しかった!
みなさまも是非試してみてほしいです!

拍手[1回]

2 comments