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出羽山伏修行体験 〜其の弐〜

9/8(火)

4:30に起床!
まだ眠いっすよ〜。。

ホールに集合して全員で輪になり、床固めを行う。
眠いときの方が無になれる気はしたなぁ。
もしかしたらただ寝てただけかもしれないけど・・・笑

朝のだんばりをいただき、メインの月山抖そう行へ!
標高2000mくらいの山だが、めちゃめちゃ天気がよく、庄内平野や最上川が一望できる景色は圧巻でござった!
雪国の山は初めてだったのだが、長野や山梨では森林限界を突破した辺りと同じような景色なのに、不思議な植物がかなり鬱蒼と生えていたし、山なのに池があるという、何とも不思議な光景だった。
これぞ霊山。。。よいのぉ。

しかも足袋で歩くため、トレッキングシューズとは違い、石の尖った箇所を踏むと足ツボマッサージのようになり、なかなか身体にもよさそうだった。
ふふふ、、今度から足袋で登ろうかと画策中。

月山の頂上では神社があり、そこでお祓いと祈祷をしていただいた。
山頂でのお祓いは清々しいものがある。

ただ、霊山の山道としては、拙者は羽黒山の方が好きであるな。
緑が茂って日が入らないのはかなり神秘的で、霊丸!って感じであるからだ。

・・・否、霊山!

下山し、念願の滝行へ!
これが一番やってみたかったんだよな!

女性陣が着替えている間、10分ほどふんどし一丁でたたずむ男性陣。
他の男の尻を見ているしかないあの時間が一番苦痛だったかもしれない。。。

そしていざ水の中へ!
もう15時か16時くらいだったし、水もとても冷たかったので、入った瞬間は震えが止まらなかった。。。。
このままじゃすぐ根をあげてしまいそうや。。。

そのとき、拙者は九字護身法を心の中で唱え始めたのでござる!
するとどうだろう。
あらゆる畏怖や逃げ出したい気持ちは次第に吹っ飛んで行き、滝が暖かく感じられるようになった。
これは本当の話である。

そうして約10分〜15分くらいであろうか。
ただただ無心で滝に打たれ続けていた。
滝業が一番と言っていいほど、自分の成長につながれる行であったと思う。
機会があればぜひもう一度やりたい。
今度はもっと強い奴を・・・

戻ってだんばりをいただき、またも来ました忍苦の行。
今回は、炭を焚くおっちゃんが「やべー辛くしすぎた」とつぶやいてしまったとおり、とても辛いお煙でした。
しかも今回は、祝詞のようなものを読み上げるオプション付き。
この行、煙を吸って耐えるだけならまだしも、一度声や咳をしたら最後、そのあと咳がとまらなくなるという厄介ものである。
この日も涙に鼻水に、+αでよだれまで出る始末。。。
きたなかったーw

そして夜の抖そう行からの床固め。
五重塔とはもうマブダチになったと言っていいほど語り合ってやったぜ!
しかも夜空には星空と稲光が。
いろんな光に囲まれて、とてもいい瞑想ができました。


9/9(日)
そして今朝もまた4:30に起床。
今日は朝のだんばりはなしで、床固めをしてから早速抖そう行で羽黒山へ。
疲れからか、一日目より石段がつらい。。。
周りの皆も疲れてきているのがよくわかった。

羽黒神社でお参りして、下山したらいよいよ最後の火渡り。
山伏の修行は一度死ぬ、と申し上げたが、たき火の上を渡ることによって、再度この世に生まれでてくるという、修行の終わりを告げる儀式である。

拙者は思いっきりダッシュして、火の上を飛び越えた!
これにて新生・嵩丸の誕生である。
以後お見知りおきを!!


忍者とのつながりはあまり見つけられなかったが、七方出でも山伏になれなきゃいけないし、衣装の着方を覚えれたのもよかった。
山伏の言葉も一部ではあるがわかってよかった。

1週間丸続けで峰入りに参加すれば、本物の山伏になれるという。
仕事の休みは取れなそうだが、、いつかやってみたいでござるな。

よし、これで諸国を行脚するときは、山伏の格好をすれば怪しまれないで移動できる!
やったるで〜!
そして次は虚無僧やってみたい。。。
尺八練習せねばな。

本当に楽しかった!
みなさまも是非試してみてほしいです!

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2 comments

Comment

2012.09.10 at 12:35   | Edit

なんかすごい修行ばっかりだねー(>_<)
リフレッシュになったなら何よりですね(^o^)/

また話聞かせてねー(*^^*)

2012.09.13 at 06:18   | Edit

すげえ…!七方出全てコンプリート出来るんじゃないか?