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服部半蔵ゆかりの地巡り 〜半蔵門と四谷〜

本当は今日は予定があったのだが、急遽なくなってしまったのでいざ、野外調査へ!
池田先生から受けたミッション第2段にござる。

今回のミッションは、
・半蔵門
・服部半蔵の墓
・長善寺
の写真を撮ってくることでござった。

まずは早朝から半蔵門線に乗り込む。
「半蔵門」が服部半蔵に由来していることと、線路のイメージカラーが拙者の大好きな「紫」であることから、拙者は半蔵門線沿いの駅に住んでいるw

「なんでそんなとこに住んでるの?」

って普通の人に聞かれて

「そりゃ紫で半蔵だったらこの路線しかないっしょ」

と答えると、変人扱いまっしぐらなので最近は気をつけるようにしておりまする。


半蔵門はその名のとおり、江戸時代に服部半蔵率いる伊賀組が警護した、城の西側の門のことをいう。
伊賀の与力30名、同心200名がこの門の前に旗本屋敷をズラっと構えていたらしい。

東京メトロ半蔵門線の「半蔵門」駅を降り、徒歩3分くらいで半蔵門が見えて参る。
皇居ランナー達が走っている中、拙者はカメラを構えて突進していくのでござった。

【交差点も半蔵門】



【向こうに見えるぞ半蔵門】


【誰か出て来た半蔵門】


【こっちの堀は「半蔵堀」というらしい】


皇居の護衛官の目もちょっと気になりながらパシャパシャ撮影し、すごすごとその場を後にしやした。
もっと近くに行かせてくれてもいいのに・・・
まぁ昭和の頃の学生運動の過激派がここにロケット弾を打ち込んだらしいしね。。
そりゃそう昔でもないし、警戒するか・・・
桜田門といい、坂下門といい、江戸城の周りではいろんな血が流れておりまするからな。。


次に向かったのは、服部半蔵の墓がある「西念寺」。
こちらはJR四谷駅から歩いて5分ほどのところにござりまする。

【四谷駅】


西念寺は大学生のときに来て以来。
きれいな梅が咲いておりました!

【都会の中の路地奥に、ひっそりとある西念寺】


【なんか前来たときより車多いぞ・・・】


今日はなんと法事があって、この辺りお墓参りをしている人がごまんとおりました・・・
西念寺にいた坊さんに
「半蔵の槍って見せてもらえないでしょうか・・・」
と聞いたら
「今日は法事なんで別の機会ならいいですよ〜」
ということで。。。

くぅ〜!
タイミング悪し!!

まぁ近いしまた今度くることにしよう!

気を取り直して服部半蔵正成のお墓にお参り!
やっぱりあの半蔵さんがここに眠っていると思うと何かこみ上げるものがござります。

【服部半蔵正成のお墓】


服部半蔵が若かりし頃、家康が信長から長男・信康の切腹を命じられた折、その介錯を半蔵が担当することになってもうた。
しかし、半蔵は涙を流して
「拙者にはできませぬ・・・」
としてとうとう介錯はできなかったらしい。

それを見た家康も、
「うむうむ。そこまで信康のことを思ってくれているとは・・・」
と半蔵に絶大な信頼を寄せることになったといふ。

そのあと代わりに引き受けた介錯人が誰かは知らぬが、その人が可哀想じゃないか?w

そうして半蔵が信康を供養するために建てたのが、この西念寺でござる。
本堂の裏には信康の供養塔も建っているのでこちらも要チェック!

【新宿の街を一望する信康供養塔】



「槍もそこにあるのに・・・!」
と後ろ髪を惹かれる思いで西念寺を後にした拙者は、歩いて次の「長善寺」へ向かった。


「長善寺」も江戸時代の服部半蔵にゆかりのある寺なのでござる。
といってもこっちは西念寺に眠っている半蔵ではなく、二代目の服部半蔵。

服部半蔵正成の後を次いだ服部半蔵「正就」は、父親からそのまま伊賀同心200人を受け継いだ。
この正就、特に苦労もせずこんな偉い地位についている。
そんなだから、伊賀同心達をあたかも家来のように扱い、なかなかに無理な働きをさせたため、伊賀の組の者達はこれに不満を持ち始める。
これが溜まりに溜まり、その同心達は一発念揆して、長善寺に立てこもってクーデターを起こしたのだ!

その立てこもり現場に向かおうとしていたのでござる。
長善寺は今は「笹寺」という名称に変わっている。
その笹寺は、西念寺からほんの少し離れたところにある。
歩いても5分もしないで行けるところだ。

しかしそこから1kmほど離れたところに、今でも「長善寺」として建っているお寺がある。
拙者は完全にそっちだと思ってそっちに行ってしまったのでござった!!

【長善寺(こちらは別の宗派の寺でした)】




なんか事前に見てた写真と違うな〜と思ったけど、まぁいいか、と家に帰ろうと電車に乗る拙者。
でもやっぱり変だな。。
と思い直しiPhoneで調べてみたら、やっぱり違う場所だったw

ちきしょう!!
皆の衆は間違えないようにご注意なされませ・・・

結局戻って笹寺(長善寺)へ向かい申した。
ここでも絶賛法事中で、車がたくさん止まってていいポジションから写真が撮れず。。。
しかも丸刈りのおっさんがずっと本堂の下に立ってて、どうしても被写体として入ってくる。。
なかなかに自分では納得のいかないアングルになってしまったが、こんな感じでござる。

【立てこもり現場の長善寺(笹寺)】



今回はいろいろとタイミングの悪い調査になってしまったので、次また時間ができたらちゃんとやりまする。。

この辺りの郷土史を調べてもうちょっと詳しく知っておきたいでござるな。
こんな近くに忍者ゆかりの地があるなんてすごい。

忍者の有名な地域は各地にあるけど、東京に住んでいないとできないことをこれからも主眼にしてやっていこうと思いまふ。
それこそ半蔵の偉業を超えるくらいの!!

そして、拙者が死んだ頃には「半蔵門」も「嵩丸門」になっていることでしょうな。
嵩丸門線・・・
乗りたくねーw

【西念寺は四谷駅から】


【長善寺(笹寺)は四谷三丁目駅から】

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