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唯一の歩き巫女小説!? 〜戦国歩き巫女〜
Posted on Monday, Jan 14, 2013 16:53
今日はお休みということで、朝から読書に耽っておりまして候。
さっきまで机に向かっていて、
「なんかめっさ寒いな〜」
とは思っていたが節約のため毛布にくるまっており申した。
タバコが切れたので(忍者がタバコ吸うのは言語道断なのだが。。。)いざ外に出てみたら、、、
辺りは一面の銀世界!!
雪が降っていたのでござるかっ!
どうやら東京は大雪のようでござるね。
明日の会社が休みになることを祈ろう・・・
「蛍雪の光」ということで本日読んだ本はこれにござい!
【宗方翔「戦国歩き巫女」静岡新聞社】
以前くのいち関連のエントリでも書かせてもらったが、拙者は武田信玄に仕えた望月千代女というくのいち頭領の関連本を読みたかった。
その人物は本当に情報が少なくて、実際どのように生きていたのか、生没年も不明なのだ。
そのため、千代女がちょろっと出てくるような活字本はあっても、がっつり主要人物としている本は無かった。
のだが、見つけたのでござるよ!
まさに千代女率いる甲斐信濃巫女道場を題材とした作品を〜!!
ストーリーとしては、以下のような感じでござる。
「ゆう」という神社で巫女として修行している村の娘が、実は武田家家臣・山本勘助の隠し娘であるというのが判明する。
ゆうは勘助に会いに海津城へ行き、会うことはできたものの、次の日の第4次川中島合戦で啄木鳥の法が破れて勘助死んでしまう。
みよりを無くしたゆうは、その合戦で夫を無くした望月千代女が開く、武田家付きのくの一養成機関「巫女道場」に入り、忍びとしての修行を行うことになる。
忍びの修行を終えたゆうは、巫女として諸国を歩き、各国の情勢をつぶさに調べて報告していくのだが。。。
歩き巫女として活動した、くの一の生態に初めて切り込んだ女性のための時代小説!!
という、なんか文庫本の裏表紙に書いてある謳い文句みたいになってしまったが、要はこんなとこ。
ちょうど今年のテーマとして巫女やくの一の調査を行うところだったので、導入にあたって入りやすくなるかと思い買ってみたのであった。
全体の文調としては、できごとが淡々と書いてあり、盛り上がるところ意外は解説ばかりのようであったので、若干最後まで読むのが辛かった。。
まぁ、クナイは飛び交うし、風魔小太郎や軒猿、透破などいろんな忍者が出てくるので、忍者ファンには楽しめるであろう。
武田家の歴史についても正確な流れを辿っている。
だが、特に巫女の所作、呪術については
「へーこうやるのか。。」
と関心してしまったほど、未知の描写が所々に見受けられたでござる。
特に目を見張ったのは、ライバルである上杉家の忍びが武田家臣の3歳になる娘を呪詛し、それを主人公が逆修(ぎゃくず。誰かの呪いを、呪いをもって跳ね返すこと)するシーンは秀逸だった。
などと逆修のやり方を事細かに書いているのでござる。
「呪術」と聞いておそらく皆の衆は
・・・牛の刻にろうそくをはちまきで頭に括り付け、わら人形を木に押し付けつつ、五寸釘で討ちつける・・・
というものを想像するであろうが、呪術はそういうおぞましいものだけでなく、神や不思議な力を呼び起こして、病気を治したり、豪雨を止めたりするのにも使われていたようだ。
「呪う」という字は、「祝う」という意味も兼ねているらしい。
その種類にも密教、修験道、陰陽道などいろんなものが存在しており、相当多くの種類があるという話でござる。
この小説を読んで、巫女がどんなことを行っていたのか、というのをもっと調べたくなり申した!
特に呪術は非常に興味がある。
ということで実は一緒に「日本呪術全書」というものを買ってしまったw
(高かった・・・orz)
ボリュームが半端なく多く、辞典のようなもので500ページ弱ある代物でござる。。
通読して書評にするのは難しそうであるが、修験道系の呪術や九字についてなども記載があるので、ここで得た知識も折に触れて解説してゆきたい。
そして嫌な奴がいたら呪ってやるでござるよ・・・
ケッケッケ・・・
ケッケッケ・・・・・・・
さっきまで机に向かっていて、
「なんかめっさ寒いな〜」
とは思っていたが節約のため毛布にくるまっており申した。
タバコが切れたので(忍者がタバコ吸うのは言語道断なのだが。。。)いざ外に出てみたら、、、
辺りは一面の銀世界!!
雪が降っていたのでござるかっ!
どうやら東京は大雪のようでござるね。
明日の会社が休みになることを祈ろう・・・
「蛍雪の光」ということで本日読んだ本はこれにござい!
【宗方翔「戦国歩き巫女」静岡新聞社】
以前くのいち関連のエントリでも書かせてもらったが、拙者は武田信玄に仕えた望月千代女というくのいち頭領の関連本を読みたかった。
その人物は本当に情報が少なくて、実際どのように生きていたのか、生没年も不明なのだ。
そのため、千代女がちょろっと出てくるような活字本はあっても、がっつり主要人物としている本は無かった。
のだが、見つけたのでござるよ!
まさに千代女率いる甲斐信濃巫女道場を題材とした作品を〜!!
ストーリーとしては、以下のような感じでござる。
「ゆう」という神社で巫女として修行している村の娘が、実は武田家家臣・山本勘助の隠し娘であるというのが判明する。
ゆうは勘助に会いに海津城へ行き、会うことはできたものの、次の日の第4次川中島合戦で啄木鳥の法が破れて勘助死んでしまう。
みよりを無くしたゆうは、その合戦で夫を無くした望月千代女が開く、武田家付きのくの一養成機関「巫女道場」に入り、忍びとしての修行を行うことになる。
忍びの修行を終えたゆうは、巫女として諸国を歩き、各国の情勢をつぶさに調べて報告していくのだが。。。
歩き巫女として活動した、くの一の生態に初めて切り込んだ女性のための時代小説!!
という、なんか文庫本の裏表紙に書いてある謳い文句みたいになってしまったが、要はこんなとこ。
ちょうど今年のテーマとして巫女やくの一の調査を行うところだったので、導入にあたって入りやすくなるかと思い買ってみたのであった。
全体の文調としては、できごとが淡々と書いてあり、盛り上がるところ意外は解説ばかりのようであったので、若干最後まで読むのが辛かった。。
まぁ、クナイは飛び交うし、風魔小太郎や軒猿、透破などいろんな忍者が出てくるので、忍者ファンには楽しめるであろう。
武田家の歴史についても正確な流れを辿っている。
だが、特に巫女の所作、呪術については
「へーこうやるのか。。」
と関心してしまったほど、未知の描写が所々に見受けられたでござる。
特に目を見張ったのは、ライバルである上杉家の忍びが武田家臣の3歳になる娘を呪詛し、それを主人公が逆修(ぎゃくず。誰かの呪いを、呪いをもって跳ね返すこと)するシーンは秀逸だった。
・・・杉の古木を、まず一尺二寸五分に切り、幅を願主の眉毛の寸と同じにして、それを削ぎ、串を作る。
その串の表に『天津金木』と朱で書き込み、裏には墨で『本打切末打断』と書き入れた。
真剣、脇差は祓い清めて、『謹請阿那鬼神三気神怨敵退除』と書き、奉書紙で包んで水引きをかけた。
そして『道敷之一刀国常立尊』と書き添える。
針は十二本。さらに紙でこしらえた人形を形代に裁ち、これを白紙で包んで封をする。
表には『男』と書き、その上下左右を『鬼』の文字で囲む。
そして、裏の封じ目に『封』と書き付ける。・・・
などと逆修のやり方を事細かに書いているのでござる。
「呪術」と聞いておそらく皆の衆は
・・・牛の刻にろうそくをはちまきで頭に括り付け、わら人形を木に押し付けつつ、五寸釘で討ちつける・・・
というものを想像するであろうが、呪術はそういうおぞましいものだけでなく、神や不思議な力を呼び起こして、病気を治したり、豪雨を止めたりするのにも使われていたようだ。
「呪う」という字は、「祝う」という意味も兼ねているらしい。
その種類にも密教、修験道、陰陽道などいろんなものが存在しており、相当多くの種類があるという話でござる。
この小説を読んで、巫女がどんなことを行っていたのか、というのをもっと調べたくなり申した!
特に呪術は非常に興味がある。
ということで実は一緒に「日本呪術全書」というものを買ってしまったw
(高かった・・・orz)
ボリュームが半端なく多く、辞典のようなもので500ページ弱ある代物でござる。。
通読して書評にするのは難しそうであるが、修験道系の呪術や九字についてなども記載があるので、ここで得た知識も折に触れて解説してゆきたい。
そして嫌な奴がいたら呪ってやるでござるよ・・・
ケッケッケ・・・
ケッケッケ・・・・・・・
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Comment
千
2013.01.18 at 12:25 URL | Edit
頑張って読んでるね!
レポお疲れ><
呪術のやり方とかおもしろいねー
ついやってみたくなるねw
嫌な奴呪うとか陰湿だわっ><
マスターしたら教えてもらおう
ケッケッケ・・・
コメントありがとうございます!
多分巫女さんがやることですので、巫女頭領の千さんにはぜひとも呪術は覚えていただかないとならないですから!
めっちゃ仕込んだりますよ〜
ケッケッケ・・・
From Master | 2013.01.19 at 21:38