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武者隠しまっせ

民が寝静まった牛の刻。

こおろぎの鳴き声だけが響く。

満月を背にした不気味に輝く天守。

その石垣を登る1つの影。


こんなシチュエーション、忍者たる者、もうよだれがでるほどやってみたい所行でござる。
今日はそんな城についての問題でござる。


忍者検定中級 第7問(配点:1点)
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甲賀には中世の甲賀武士たちが残した中世城郭跡が多く残っている。
この城郭に残る「武者隠し」とは何か。

①背後を守る防壁
②兵の休憩所
③城主の居館
④城兵の隠れ堤
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気が遠くなるほど昔、約300万年も前のこと。
なんとあの琵琶湖は、甲賀市の辺りにあったらしい。
地殻変動で40万年ほど前に、今の位置に落ち着いたようだ。
このため、甲賀の地層は粘土質が高くなり、低めの丘陵が多い地形となった。

この丘陵を利用して、甲賀忍者達は、各々の一族で自らの所領を守るため、小さな城を作った。
甲賀地域には、約250もの城郭があったとされている。

現存する立派な天守のある城が主流となったのは、信長の築いた安土城かららしい。
それまでは石垣すらない城がほとんどだったようだ。
もちろん甲賀忍者たちが築いた城は小さな丘や平地に構えた城。
しかし、軍事施設としては非常に利に適った造りをしていた。

望月家が室町時代に築城したと言われる、甲賀の望月城。
これを例に出して説明しよう。
拙者は行ったことがないので、詳細に写真付きで紹介しているHPを紹介させていただく。

http://zyousai.sakura.ne.jp/mysite1/kouga/motizuki.html

ページ上部に図があると思うが、城の北にある半月上の帯曲輪(平坦な地を造成したもの)をご覧いただきたい。
それより北側は斜面になっており、その境界線に土塁が敷かれている。
(一番左下の写真でござる)

土塁とは、容易に越えられることができないように土で盛った壁のこと。
そして望月城の帯曲輪の周りの土塁は、曲輪側で伏せていれば、兵が隠れられるようになっている。

「しめしめ、誰もいねーやww ラッキー!」

と思って北の土塁を登ってきた敵方が土塁を越えそうになると、ニュッと出てきて不意打ちするのである。
これはたまらんな。

また、この望月城では、城の周囲を空堀(水の入っていない堀)で囲んでおり、そこにも兵が隠れられるようになっている。

いざ堀を飛び越えようと思ったら、下から竹槍で突かれようものならかなり厳しいでござる。


このように、攻め来る敵方の不意をついて迎撃するために兵を隠す土塁や堀を「武者隠し」と呼んだのである。

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回答:④城兵の隠れ堤
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この武者隠し、天守閣の中にあるものをさす場合もあるので注意されたし。



例えばこれ、とある城の城主御座所なのだが、左奥の扉をご覧いただきたい。
この奥は3畳〜の部屋になっていて、この中に人が待機しているのだ。
急襲などが起きた場合に、殿をお守りする者がいるのである。
これも、武者隠しという。


もし忍びとして「城主の御座所より千鳥の香炉を盗んで参れ」などという任務が舞い込んで来たら、この武者隠しには注意しておきたいでござるな!

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3 comments

Comment

2012.07.10 at 21:08   | Edit

難問続きですね~。
武者隠し。。覚えておかないと!

うちに武者隠し欲しいかも(笑)

嵩丸

2012.07.10 at 22:21   | Edit

千さん

いろんな分野から出ますよね〜。。
勉強も大変です。。

武者隠し欲しいって、誰かに狙われてるんですか?笑

2012.07.10 at 22:43   | Edit

自分が潜む用に・・・(笑)