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うさぎあるき

ほほう〜。
忍者研究をしていて新しい発見があったときなどに感心したとき、拙者がよく漏らす感嘆の声である。

・・・否!(汗)

今日のテーマは「歩法」でござる。(相変わらず申し訳ない)

忍者たる者、足音を立てずに歩くこと、これ必須なり。
よって様々な歩き方について研究がなされていたようでござる。

第5回忍者検定中級 第8問(配点:1点)
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忍者が音を出さずに歩く方法として、手の甲の上に足を乗せる歩き方をした。
この最も音のしない歩き方を何と云うか

①きざみ足
②手甲徒歩
③忍び足
④深草兎歩
==============================================

へぇ〜
へぇ〜
へぇ〜 へぇ〜

ふざけてるわけではない。。

そう、この歩法、実は昔トリビアの泉で取り上げられたのである。
そのときは「72/100へぇ」を獲得したそれなりのトリビアなのでござる。
タモリ殿は振ればやってくれそうでござるな。

上述したように忍者は歩き方についてはかなり熱心であり、あの三大忍術書の1つ「正忍記」においても、「足なみ十か条」として忍者が心得るべき歩き方を記載しているほどだ。


【足なみ十か条】
一、抜き足 :小指からそっとおろして歩く
一、すり足 :足をすって歩く
一、しめ足 :内股をくっつけて、すりあわせて歩く
一、とび足 :飛び石を渡るように歩く
一、片足  :片足で跳んで歩く
一、大足  :大股で歩く
一、小足  :小股で歩く
一、きざみ足:小刻みに歩く
一、走り足 :早歩き
一、常の足 :普通に歩く(昔の普通。右足と右手を一緒に出す)



2番目のすり足などは、まきびしを踏まないような歩き方など、特に音が出ない歩き方のみを挙げているわけではない。
用途に応じて、歩き方を使い分けるのである。


では、一番音を立てずに歩くときはどうしたらよいか。

例えば、奪われた大事な巻物を取り返すために、敵方の屋敷に侵入したとしよう。
その巻物は、どうやら屋敷の主人の寝所にある壷の中に隠されていることがわかった。
巻物を取るには、爆睡している主人の横を通らなければならない。

そんなとき、服部半蔵は自筆の「忍秘伝」にてアドバイスをしてくれている。

人が寝入った横を通る際には「深草兎歩」を用いよ、と。

深草兎歩とは、手の甲に足を乗せる歩き方である。

足の裏よりも敏感な手のひらが接地面となるため、微妙な力加減がしやすかったと云われている。
また、ウグイス張りの廊下であっても、端を歩けば音がしないとされている。
さらに、姿勢が低くなるため、いざ上から斬りつけられでもしても、避けたり防御がしやすい体制でもあった。

===================
回答:④深草兎歩
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実際にやってみると、結構つらい。。。
きっとかなりの鍛錬が必要である。
拙者もたまにやってみるが、バランスを崩して尻餅をついてしまうため、もしこれを敵方でやってしまえば、兎どころか、袋の鼠にされているでござろう。。


PCの前の皆の衆も、鍛錬して深草兎歩を会得し、以下のような状況で使ってみよう!!

・「やりすぎは目に悪いわよ」とお母さんにニンテンドーDSを奪われたので、お母さんの寝室に忍び込んで取り返しにいくとき

・いつも同じ布団で寝ている妻に、今日は晩ご飯はいらないという連絡もせずに飲み会に行ってしまい、帰ったらもう妻が寝てしまっていたので起こさず布団に入りたいとき

・職場に遅刻したら朝礼中で、デスクの陰をつたって何事もなかったかのように自席までたどり着きたいとき

・近所のファミレスにノーメイクで行ったら、好きな男の子が入ってきたので、気づかれないようにお会計をすませて店を出たいとき

などなど、現代でも忍術を使えるシチュエーションはゴロゴロ転がっているでござる。


Let's 深草兎歩!!!

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1 comments

Comment

2012.07.10 at 22:44   | Edit

深草兎歩は、よっぽど練習して慣れていないと、帰って音立てちゃいそうですよね(^^;
いざ見つかって逃げるときに手がしびれてるとか(笑)