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草の者の神髄 〜リーガル・ハイ〜
Posted on Wednesday, Jul 17, 2013 22:59
またもブログしばらく更新していなかったでござる!
しばらく更新しないとキャラも忘れてしまうでござるな。。
3連休のうちの1日、拙者の大好きなドラマ「リーガル・ハイ」を全話見ました。
去年、空前のヒットを炸裂させた、境雅人演じる古美門弁護士とガッキー演じる黛弁護士の法廷ドラマ。
やっぱりガッキー可愛すぎる!!境雅人、演技うますぎる!
しかし何よりも面白いのはその脚本である。
多数に張られた伏線、小気味よいテンポの掛け合い、秀逸なコメディー、そして社会的メッセージを帯びた胸に突き刺さる台詞。
脚本家の古沢さんは天才なんじゃないかと思ふ。
ー忍者関係あるのか?
という声が聞こえて来そうだが、このドラマを見た者ならば忍者との関係性はわかるだろう。
古美門弁護士はどんな汚い手を使っても、必ず裁判では勝つやり手弁護士。
そのためには、証人や原告、被告の後悔されたくない情報を探り出し、その情報をゆすりや裁判での反証などに使う。
そう、その情報を収集するときに活躍するのが田口淳之介演じる草の者「加賀乱丸」である。
乱丸くんは相手方の不倫現場写真を収めたり、不都合な過去を暴きだす。
時には変装して近づいたり、謀略を駆使したりして相手を不利な状況に追い込んだりする。
まさに忍者である!!
(実際に作中でも「忍者」と呼ばれている)
一方ライバルである生瀬勝行演じる三木弁護士のもとにも、ハニートラップをしかけて罠に陥らせる者もいた。
小池栄子演じる沢地である。
まさにくノ一だ!
ときにはこの2人が互いに隠密活動をしている最中に遭遇してしまい、戦うシーンもある。
この2人がいなければ、ライバルである弁護士同士の戦いは面白くならない。
泥沼の対決を、この2人の草の者が盛り上げてくれているのである。
ーだから何なのだ?
という声が聞こえてきそうだが、これ、忍者にとって凄く重要なことだと拙者は考える。
というのも、忍者モノって忍者を主人公にするから忍者の善と悪との葛藤だとか、忍術の技比べだとか、忍者同士のいがみ合いによる戦争だとか、忍者の「自我」っていうものが強調されるケースが多い。(まぁそれが面白いところでもあるのだが)
でも、忍者はあくまで「従」でなければならないのだ。
あくまで雇用主である者の目的を達成させるために忍者がいる。
そこには個としての自我はなく、技をひけらかしたり、感情をもって余計に相手を傷つけたり、そんなことしている暇はない。
目的達成の為に、必要なことだけを着実に行う、これが忍者なのだ。
相手に勝つために必要な謀略や情報収集、この大切さを教えてくれるドラマであり、かつ、それを担う忍者の本質を教えてくれるドラマであった。
最近は忍者そのものにばっかりズームインしてたので、忍者を使う側の視点を少し忘れていた。
忍者は使う人がいてこそ存在意義がある。
忍者について深く知るには、使う側が一体どんな意図を持ってその情報や結果が欲しいのか、これをよく理解しておくことが重要でござる。
そしてそれを当然にこなすことが一流の忍者なのである。
ということを肝に銘じたので久々に書き申した。
それにしても里見浩太郎扮するお手伝いの名前も「服部」だし、ちょこちょこ戦国時代チックな言い回しが多いし、この脚本家、絶対歴史好きだなw
忍者とか関係なしにこのドラマは本当に面白い。
最近では本当に珍しいことだと思うが、今年の10月から第2シリーズも始まるので、まだ見ていない人はこのクール中に見ておくんやで!!
しばらく更新しないとキャラも忘れてしまうでござるな。。
3連休のうちの1日、拙者の大好きなドラマ「リーガル・ハイ」を全話見ました。
去年、空前のヒットを炸裂させた、境雅人演じる古美門弁護士とガッキー演じる黛弁護士の法廷ドラマ。
やっぱりガッキー可愛すぎる!!境雅人、演技うますぎる!
しかし何よりも面白いのはその脚本である。
多数に張られた伏線、小気味よいテンポの掛け合い、秀逸なコメディー、そして社会的メッセージを帯びた胸に突き刺さる台詞。
脚本家の古沢さんは天才なんじゃないかと思ふ。
ー忍者関係あるのか?
という声が聞こえて来そうだが、このドラマを見た者ならば忍者との関係性はわかるだろう。
古美門弁護士はどんな汚い手を使っても、必ず裁判では勝つやり手弁護士。
そのためには、証人や原告、被告の後悔されたくない情報を探り出し、その情報をゆすりや裁判での反証などに使う。
そう、その情報を収集するときに活躍するのが田口淳之介演じる草の者「加賀乱丸」である。
乱丸くんは相手方の不倫現場写真を収めたり、不都合な過去を暴きだす。
時には変装して近づいたり、謀略を駆使したりして相手を不利な状況に追い込んだりする。
まさに忍者である!!
(実際に作中でも「忍者」と呼ばれている)
一方ライバルである生瀬勝行演じる三木弁護士のもとにも、ハニートラップをしかけて罠に陥らせる者もいた。
小池栄子演じる沢地である。
まさにくノ一だ!
ときにはこの2人が互いに隠密活動をしている最中に遭遇してしまい、戦うシーンもある。
この2人がいなければ、ライバルである弁護士同士の戦いは面白くならない。
泥沼の対決を、この2人の草の者が盛り上げてくれているのである。
ーだから何なのだ?
という声が聞こえてきそうだが、これ、忍者にとって凄く重要なことだと拙者は考える。
というのも、忍者モノって忍者を主人公にするから忍者の善と悪との葛藤だとか、忍術の技比べだとか、忍者同士のいがみ合いによる戦争だとか、忍者の「自我」っていうものが強調されるケースが多い。(まぁそれが面白いところでもあるのだが)
でも、忍者はあくまで「従」でなければならないのだ。
あくまで雇用主である者の目的を達成させるために忍者がいる。
そこには個としての自我はなく、技をひけらかしたり、感情をもって余計に相手を傷つけたり、そんなことしている暇はない。
目的達成の為に、必要なことだけを着実に行う、これが忍者なのだ。
相手に勝つために必要な謀略や情報収集、この大切さを教えてくれるドラマであり、かつ、それを担う忍者の本質を教えてくれるドラマであった。
最近は忍者そのものにばっかりズームインしてたので、忍者を使う側の視点を少し忘れていた。
忍者は使う人がいてこそ存在意義がある。
忍者について深く知るには、使う側が一体どんな意図を持ってその情報や結果が欲しいのか、これをよく理解しておくことが重要でござる。
そしてそれを当然にこなすことが一流の忍者なのである。
ということを肝に銘じたので久々に書き申した。
それにしても里見浩太郎扮するお手伝いの名前も「服部」だし、ちょこちょこ戦国時代チックな言い回しが多いし、この脚本家、絶対歴史好きだなw
忍者とか関係なしにこのドラマは本当に面白い。
最近では本当に珍しいことだと思うが、今年の10月から第2シリーズも始まるので、まだ見ていない人はこのクール中に見ておくんやで!!
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大河ドラマに手裏剣が!! 〜江戸時代の手裏剣術〜
Posted on Monday, Feb 25, 2013 23:09
皆の衆は今年の大河ドラマ「八重の桜」は見ているでござろうか?
拙者は幕末も大好きな時代のひとつ。
毎週欠かさず拝見しているでござる。
会津藩が京都守護職に任命され、京の町に出張する会津藩士たち。
八重のお兄ちゃん、覚馬をはじめ、会津藩士の多くは京へと旅立っていく。
それでも次々と攘夷派が殺戮を犯す物騒な京の町の治安を維持するには人手も足りず・・・
そんな中、後の新撰組となる壬生の浪士たちが集まったあたり。
いよいよ盛り上がってきたでござるな!
その頃、会津藩士の佐川官兵衛は、刀傷沙汰を起こしてしまったことから、謹慎を命じられ、京都へ連れて行ってもらえなかった。
腕には自信もあるし、忠義心は人一倍の官兵衛。
みなが京都で活躍しているのに自分だけ会津にいるのは耐えられない。。
ついに家老の目を盗んで、単騎、京へと駆け上ったる!
【コラ!待て官兵衛!!】
【捕まってたまるか!】
【追跡する武士が懐に手を忍ばせた・・・】
【こ、、、これは・・・!?】
【棒手裏剣だ!!!!】
【うおおおおおおお・・・】
【後ろからのアングル】
【喰らえ!!】
【ずおりゃあ!!!】
【直打法か!?】
【いてぇぇぇ!!】
というわけで武士階級である会津藩士が、なんと棒手裏剣を使ったのでござる!
手裏剣って忍者の武器じゃないの?
という声が聞こえてきそうであるが、そこはノンノン。
手裏剣術は立派な武術であって、江戸時代でもしっかりとした流派があった武士のための武術だったのだ。
だが、小さくて見えない手裏剣はどこから飛んでくるかわからず、また毒などを塗ると殺傷能力も高かったことから卑怯な武術とされ、江戸市内では手裏剣の公式な稽古は禁止されていたらしい。
逆に江戸から出れば手裏剣はむしろ奨励され、なんと15代将軍徳川慶喜公も手裏剣の達人だったらしいでござるよ。
そういった背景からすれば、会津藩士が手裏剣を使うのもうなづけるでござるね!!!
正直、映像作品で武士が手裏剣を投げるところは見たことがなかったでござる。
今年の大河ドラマ、なかなかやりまするな!
しかも馬に乗りながらの棒手裏剣。。
なかなかあの上下運動のさなかに直打法で動く目標を指すのは至難なはずだ・・・
ひょっとしたら弓で行う流鏑馬よりも難しいのではないだろうか。
馬に乗りながらの棒手裏剣で的を射る競技、流行らないだろうか・・・
うーん。。。なんとなく地味でござるなw
拙者は幕末も大好きな時代のひとつ。
毎週欠かさず拝見しているでござる。
会津藩が京都守護職に任命され、京の町に出張する会津藩士たち。
八重のお兄ちゃん、覚馬をはじめ、会津藩士の多くは京へと旅立っていく。
それでも次々と攘夷派が殺戮を犯す物騒な京の町の治安を維持するには人手も足りず・・・
そんな中、後の新撰組となる壬生の浪士たちが集まったあたり。
いよいよ盛り上がってきたでござるな!
その頃、会津藩士の佐川官兵衛は、刀傷沙汰を起こしてしまったことから、謹慎を命じられ、京都へ連れて行ってもらえなかった。
腕には自信もあるし、忠義心は人一倍の官兵衛。
みなが京都で活躍しているのに自分だけ会津にいるのは耐えられない。。
ついに家老の目を盗んで、単騎、京へと駆け上ったる!
【コラ!待て官兵衛!!】
【捕まってたまるか!】
【追跡する武士が懐に手を忍ばせた・・・】
【こ、、、これは・・・!?】
【棒手裏剣だ!!!!】
【うおおおおおおお・・・】
【後ろからのアングル】
【喰らえ!!】
【ずおりゃあ!!!】
【直打法か!?】
【いてぇぇぇ!!】
というわけで武士階級である会津藩士が、なんと棒手裏剣を使ったのでござる!
手裏剣って忍者の武器じゃないの?
という声が聞こえてきそうであるが、そこはノンノン。
手裏剣術は立派な武術であって、江戸時代でもしっかりとした流派があった武士のための武術だったのだ。
だが、小さくて見えない手裏剣はどこから飛んでくるかわからず、また毒などを塗ると殺傷能力も高かったことから卑怯な武術とされ、江戸市内では手裏剣の公式な稽古は禁止されていたらしい。
逆に江戸から出れば手裏剣はむしろ奨励され、なんと15代将軍徳川慶喜公も手裏剣の達人だったらしいでござるよ。
そういった背景からすれば、会津藩士が手裏剣を使うのもうなづけるでござるね!!!
正直、映像作品で武士が手裏剣を投げるところは見たことがなかったでござる。
今年の大河ドラマ、なかなかやりまするな!
しかも馬に乗りながらの棒手裏剣。。
なかなかあの上下運動のさなかに直打法で動く目標を指すのは至難なはずだ・・・
ひょっとしたら弓で行う流鏑馬よりも難しいのではないだろうか。
馬に乗りながらの棒手裏剣で的を射る競技、流行らないだろうか・・・
うーん。。。なんとなく地味でござるなw