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進化する忍者 〜阿修羅ショー in 六本木〜
Posted on Sunday, Jan 20, 2013 18:37
拙者が世を忍ぶ仮の姿として働いている職場は、六本木の某高層びるぢんぐに入っておりまする。
ショッピングビルと隣接した商業複合施設でござる。
休日は様々なフェアなど催し物が出されているような場所である。
そして昨日今日と、なんとあの三重県観光協会が「三重県フェア」なるものを催しに、拙者が働くビルにやってきたのだ!!
拙者は昨日、休日にもかかわらず職場に赴き、その三重県フェアとやらに馳せ参じたでござる。
そりゃああの伊賀の方達が来るなら行くしかあらんめぇ!
到着するといつもイベントなどをやっているイベントスペースに、見慣れた弾幕が。
【NINJAフェスタ】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1358674847)
あ、、阿修羅のマークが!!
このあと、あの伊賀忍者集団「阿修羅」がショーをやるらしい!
まさか自分の職場で阿修羅が見れるとは。。
感無量でござる!
ショーの時間までまだ結構あるので、三重県の物産フェアを見て回ることに。
忍者グッズや伊賀焼き、くみ紐、拙者が大変お世話になった伊賀米など、おなじみの物産がずらり。
何度も伊賀に行っていると、全然もの珍しくない。。。
持ってたり、食べたことがあるものばかりだったので何も買いまへんでした。
このフェアに来る人の中でそんな奴拙者だけでござろうな。。
物産を売っている人たちを見ると、どの顔も手裏剣大会のときに見たことがあるスタッフの方ばっかりでござった。
ご挨拶したかったけど、今忍者の格好していないし、わからんやろうな。。と勇気が出ずスルーしてもうた。。
そして更に辺りを見渡すと、、、
伊賀上野観光協会の会長さんが!!
そう、手裏剣大会のときに普通に話してたら実は審査委員長だった、というおじさまでござる。
詳しくはこちら
さすがにまだ3ヶ月前のことだし、審査員特別賞も取ったし、伊賀米も手渡ししてくれたし、覚えてくれているやろ・・・・
と思い、勇気を出して声をかけてみることに!
拙者「会長さん!どうも!」
会長「あぁ、どうも。いらっしゃいませ。」
拙者「お久しぶりです!手裏剣大会ではありがとうございました!」
会長「?」
拙者「あの、、3ヶ月前に出させていただいたんですよ」
会長「あら、そうですか。そりゃそりゃ・・・」
拙者「はい、ここで働いてるんですよー。東京までお疲れさまです。」
会長「あぁ、そうですか。」
なんかノリ悪いw
いかにも覚えてない感じのリアクションに若干ショック。。
拙者「このあと挨拶頑張ってくださいね!失礼します!」
といって涙ぐみながら拙者は会場を後にしたのでござった。。
ショーまで時間があったので、少し仕事をして、また会場へ。
観客はちらほら集まって来たようだ。
するとあの荘厳なBGMとともに半蔵さんが!!
阿修羅のショーが始まる・・・!
【九字で清める半蔵氏】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1358674920)
【昌之助さんも来てた!】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1358674945)
【やはりかっちょいい・・・】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1358674975)
【痺れるぜ!】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1358675024)
拙者が最近で阿修羅のショーを生で見たのは2年前。
一人でKAWASAKIのNinjaに乗って出雲までソロツーリングしたときでござる。
そのときが3回目だった。
今回見て感じたのは、
そのときよりもショーが進化している・・・!!
やはり海外公演などを重ねて、技を磨いて行ったのだろう。
何度か見ているはずなのに、全く飽きない。
また新しい技が増え、精度も上がり、心を揺さぶられるショーでござった。
観客から感嘆の声と大きな拍手が起こるとなぜか拙者まで嬉しくなって、ちょっとこみ上げるものがあった。
前回見たとき、確かずっと効果音を担当していたような気がするくのいちの方。
今回はその方まで演武を行っている!!
【有香さんです】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1358675189)
【めっちゃ綺麗です】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1358675220)
【お近づきになりたいです】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1358675245)
※後ろの方に会長さんも写ってるw
いやー、ちゃんと人も増やして更に進化していらっしゃる。
さすがだなぁ。
そして前回の手裏剣大会に出た人なら知っている、あの代物が登場。
その事件は棒手裏剣の演武の時に起きた。
【あのいびつな形・・・どこかで見た気が・・・】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1358675328)
【そうだ!特許取った棒手裏剣だ!!】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1358675361)
そう、加藤さんという方が発明した、どんな風に投げても必ず刺さる棒手裏剣でござる。
※こんなこと言わない方が良いかな。。まぁ一般人はこのブログ見てないかw
まさかあの技術を阿修羅が取り入れていたとは...
半蔵さんは普通の棒手裏剣も投げられるらしいが、やはりショーでは外せないもんな。
忍者の技術も日々進化しているでござるな。
【そんなこんなでショー終了】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1358675402)
思えば6年前、拙者が第一回の甲賀の忍者検定を受けに行くついでに、初めて見た阿修羅のショー。
それからもう6年も経ち、進化した阿修羅の方々。
やはり忍者として飯を食って行っている人達は、洗練されて行っている。
拙者も同じ忍びとして、「負けられねー!」と感じたでござる。
まだまだ忍者としては食っていけないけど、武蔵一族の一員として頑張っていきたいでござる!!
ってか、一度でいいから阿修羅メンバーと撮影(有香さんとのツーショットを含む)してみたいなぁw
ショッピングビルと隣接した商業複合施設でござる。
休日は様々なフェアなど催し物が出されているような場所である。
そして昨日今日と、なんとあの三重県観光協会が「三重県フェア」なるものを催しに、拙者が働くビルにやってきたのだ!!
拙者は昨日、休日にもかかわらず職場に赴き、その三重県フェアとやらに馳せ参じたでござる。
そりゃああの伊賀の方達が来るなら行くしかあらんめぇ!
到着するといつもイベントなどをやっているイベントスペースに、見慣れた弾幕が。
【NINJAフェスタ】
あ、、阿修羅のマークが!!
このあと、あの伊賀忍者集団「阿修羅」がショーをやるらしい!
まさか自分の職場で阿修羅が見れるとは。。
感無量でござる!
ショーの時間までまだ結構あるので、三重県の物産フェアを見て回ることに。
忍者グッズや伊賀焼き、くみ紐、拙者が大変お世話になった伊賀米など、おなじみの物産がずらり。
何度も伊賀に行っていると、全然もの珍しくない。。。
持ってたり、食べたことがあるものばかりだったので何も買いまへんでした。
このフェアに来る人の中でそんな奴拙者だけでござろうな。。
物産を売っている人たちを見ると、どの顔も手裏剣大会のときに見たことがあるスタッフの方ばっかりでござった。
ご挨拶したかったけど、今忍者の格好していないし、わからんやろうな。。と勇気が出ずスルーしてもうた。。
そして更に辺りを見渡すと、、、
伊賀上野観光協会の会長さんが!!
そう、手裏剣大会のときに普通に話してたら実は審査委員長だった、というおじさまでござる。
詳しくはこちら
さすがにまだ3ヶ月前のことだし、審査員特別賞も取ったし、伊賀米も手渡ししてくれたし、覚えてくれているやろ・・・・
と思い、勇気を出して声をかけてみることに!
拙者「会長さん!どうも!」
会長「あぁ、どうも。いらっしゃいませ。」
拙者「お久しぶりです!手裏剣大会ではありがとうございました!」
会長「?」
拙者「あの、、3ヶ月前に出させていただいたんですよ」
会長「あら、そうですか。そりゃそりゃ・・・」
拙者「はい、ここで働いてるんですよー。東京までお疲れさまです。」
会長「あぁ、そうですか。」
なんかノリ悪いw
いかにも覚えてない感じのリアクションに若干ショック。。
拙者「このあと挨拶頑張ってくださいね!失礼します!」
といって涙ぐみながら拙者は会場を後にしたのでござった。。
ショーまで時間があったので、少し仕事をして、また会場へ。
観客はちらほら集まって来たようだ。
するとあの荘厳なBGMとともに半蔵さんが!!
阿修羅のショーが始まる・・・!
【九字で清める半蔵氏】
【昌之助さんも来てた!】
【やはりかっちょいい・・・】
【痺れるぜ!】
拙者が最近で阿修羅のショーを生で見たのは2年前。
一人でKAWASAKIのNinjaに乗って出雲までソロツーリングしたときでござる。
そのときが3回目だった。
今回見て感じたのは、
そのときよりもショーが進化している・・・!!
やはり海外公演などを重ねて、技を磨いて行ったのだろう。
何度か見ているはずなのに、全く飽きない。
また新しい技が増え、精度も上がり、心を揺さぶられるショーでござった。
観客から感嘆の声と大きな拍手が起こるとなぜか拙者まで嬉しくなって、ちょっとこみ上げるものがあった。
前回見たとき、確かずっと効果音を担当していたような気がするくのいちの方。
今回はその方まで演武を行っている!!
【有香さんです】
【めっちゃ綺麗です】
【お近づきになりたいです】
※後ろの方に会長さんも写ってるw
いやー、ちゃんと人も増やして更に進化していらっしゃる。
さすがだなぁ。
そして前回の手裏剣大会に出た人なら知っている、あの代物が登場。
その事件は棒手裏剣の演武の時に起きた。
【あのいびつな形・・・どこかで見た気が・・・】
【そうだ!特許取った棒手裏剣だ!!】
そう、加藤さんという方が発明した、どんな風に投げても必ず刺さる棒手裏剣でござる。
※こんなこと言わない方が良いかな。。まぁ一般人はこのブログ見てないかw
まさかあの技術を阿修羅が取り入れていたとは...
半蔵さんは普通の棒手裏剣も投げられるらしいが、やはりショーでは外せないもんな。
忍者の技術も日々進化しているでござるな。
【そんなこんなでショー終了】
思えば6年前、拙者が第一回の甲賀の忍者検定を受けに行くついでに、初めて見た阿修羅のショー。
それからもう6年も経ち、進化した阿修羅の方々。
やはり忍者として飯を食って行っている人達は、洗練されて行っている。
拙者も同じ忍びとして、「負けられねー!」と感じたでござる。
まだまだ忍者としては食っていけないけど、武蔵一族の一員として頑張っていきたいでござる!!
ってか、一度でいいから阿修羅メンバーと撮影(有香さんとのツーショットを含む)してみたいなぁw
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唯一の歩き巫女小説!? 〜戦国歩き巫女〜
Posted on Monday, Jan 14, 2013 16:53
今日はお休みということで、朝から読書に耽っておりまして候。
さっきまで机に向かっていて、
「なんかめっさ寒いな〜」
とは思っていたが節約のため毛布にくるまっており申した。
タバコが切れたので(忍者がタバコ吸うのは言語道断なのだが。。。)いざ外に出てみたら、、、
辺りは一面の銀世界!!
雪が降っていたのでござるかっ!
どうやら東京は大雪のようでござるね。
明日の会社が休みになることを祈ろう・・・
「蛍雪の光」ということで本日読んだ本はこれにござい!
【宗方翔「戦国歩き巫女」静岡新聞社】
![](http://ws.assoc-amazon.jp/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4783810761&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=shinobi4273-22)
![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=shinobi4273-22&l=as2&o=9&a=4783810761)
以前くのいち関連のエントリでも書かせてもらったが、拙者は武田信玄に仕えた望月千代女というくのいち頭領の関連本を読みたかった。
その人物は本当に情報が少なくて、実際どのように生きていたのか、生没年も不明なのだ。
そのため、千代女がちょろっと出てくるような活字本はあっても、がっつり主要人物としている本は無かった。
のだが、見つけたのでござるよ!
まさに千代女率いる甲斐信濃巫女道場を題材とした作品を〜!!
ストーリーとしては、以下のような感じでござる。
「ゆう」という神社で巫女として修行している村の娘が、実は武田家家臣・山本勘助の隠し娘であるというのが判明する。
ゆうは勘助に会いに海津城へ行き、会うことはできたものの、次の日の第4次川中島合戦で啄木鳥の法が破れて勘助死んでしまう。
みよりを無くしたゆうは、その合戦で夫を無くした望月千代女が開く、武田家付きのくの一養成機関「巫女道場」に入り、忍びとしての修行を行うことになる。
忍びの修行を終えたゆうは、巫女として諸国を歩き、各国の情勢をつぶさに調べて報告していくのだが。。。
歩き巫女として活動した、くの一の生態に初めて切り込んだ女性のための時代小説!!
という、なんか文庫本の裏表紙に書いてある謳い文句みたいになってしまったが、要はこんなとこ。
ちょうど今年のテーマとして巫女やくの一の調査を行うところだったので、導入にあたって入りやすくなるかと思い買ってみたのであった。
全体の文調としては、できごとが淡々と書いてあり、盛り上がるところ意外は解説ばかりのようであったので、若干最後まで読むのが辛かった。。
まぁ、クナイは飛び交うし、風魔小太郎や軒猿、透破などいろんな忍者が出てくるので、忍者ファンには楽しめるであろう。
武田家の歴史についても正確な流れを辿っている。
だが、特に巫女の所作、呪術については
「へーこうやるのか。。」
と関心してしまったほど、未知の描写が所々に見受けられたでござる。
特に目を見張ったのは、ライバルである上杉家の忍びが武田家臣の3歳になる娘を呪詛し、それを主人公が逆修(ぎゃくず。誰かの呪いを、呪いをもって跳ね返すこと)するシーンは秀逸だった。
などと逆修のやり方を事細かに書いているのでござる。
「呪術」と聞いておそらく皆の衆は
・・・牛の刻にろうそくをはちまきで頭に括り付け、わら人形を木に押し付けつつ、五寸釘で討ちつける・・・
というものを想像するであろうが、呪術はそういうおぞましいものだけでなく、神や不思議な力を呼び起こして、病気を治したり、豪雨を止めたりするのにも使われていたようだ。
「呪う」という字は、「祝う」という意味も兼ねているらしい。
その種類にも密教、修験道、陰陽道などいろんなものが存在しており、相当多くの種類があるという話でござる。
この小説を読んで、巫女がどんなことを行っていたのか、というのをもっと調べたくなり申した!
特に呪術は非常に興味がある。
ということで実は一緒に「日本呪術全書」というものを買ってしまったw
(高かった・・・orz)
ボリュームが半端なく多く、辞典のようなもので500ページ弱ある代物でござる。。
通読して書評にするのは難しそうであるが、修験道系の呪術や九字についてなども記載があるので、ここで得た知識も折に触れて解説してゆきたい。
そして嫌な奴がいたら呪ってやるでござるよ・・・
ケッケッケ・・・
ケッケッケ・・・・・・・
さっきまで机に向かっていて、
「なんかめっさ寒いな〜」
とは思っていたが節約のため毛布にくるまっており申した。
タバコが切れたので(忍者がタバコ吸うのは言語道断なのだが。。。)いざ外に出てみたら、、、
辺りは一面の銀世界!!
雪が降っていたのでござるかっ!
どうやら東京は大雪のようでござるね。
明日の会社が休みになることを祈ろう・・・
「蛍雪の光」ということで本日読んだ本はこれにござい!
【宗方翔「戦国歩き巫女」静岡新聞社】
以前くのいち関連のエントリでも書かせてもらったが、拙者は武田信玄に仕えた望月千代女というくのいち頭領の関連本を読みたかった。
その人物は本当に情報が少なくて、実際どのように生きていたのか、生没年も不明なのだ。
そのため、千代女がちょろっと出てくるような活字本はあっても、がっつり主要人物としている本は無かった。
のだが、見つけたのでござるよ!
まさに千代女率いる甲斐信濃巫女道場を題材とした作品を〜!!
ストーリーとしては、以下のような感じでござる。
「ゆう」という神社で巫女として修行している村の娘が、実は武田家家臣・山本勘助の隠し娘であるというのが判明する。
ゆうは勘助に会いに海津城へ行き、会うことはできたものの、次の日の第4次川中島合戦で啄木鳥の法が破れて勘助死んでしまう。
みよりを無くしたゆうは、その合戦で夫を無くした望月千代女が開く、武田家付きのくの一養成機関「巫女道場」に入り、忍びとしての修行を行うことになる。
忍びの修行を終えたゆうは、巫女として諸国を歩き、各国の情勢をつぶさに調べて報告していくのだが。。。
歩き巫女として活動した、くの一の生態に初めて切り込んだ女性のための時代小説!!
という、なんか文庫本の裏表紙に書いてある謳い文句みたいになってしまったが、要はこんなとこ。
ちょうど今年のテーマとして巫女やくの一の調査を行うところだったので、導入にあたって入りやすくなるかと思い買ってみたのであった。
全体の文調としては、できごとが淡々と書いてあり、盛り上がるところ意外は解説ばかりのようであったので、若干最後まで読むのが辛かった。。
まぁ、クナイは飛び交うし、風魔小太郎や軒猿、透破などいろんな忍者が出てくるので、忍者ファンには楽しめるであろう。
武田家の歴史についても正確な流れを辿っている。
だが、特に巫女の所作、呪術については
「へーこうやるのか。。」
と関心してしまったほど、未知の描写が所々に見受けられたでござる。
特に目を見張ったのは、ライバルである上杉家の忍びが武田家臣の3歳になる娘を呪詛し、それを主人公が逆修(ぎゃくず。誰かの呪いを、呪いをもって跳ね返すこと)するシーンは秀逸だった。
・・・杉の古木を、まず一尺二寸五分に切り、幅を願主の眉毛の寸と同じにして、それを削ぎ、串を作る。
その串の表に『天津金木』と朱で書き込み、裏には墨で『本打切末打断』と書き入れた。
真剣、脇差は祓い清めて、『謹請阿那鬼神三気神怨敵退除』と書き、奉書紙で包んで水引きをかけた。
そして『道敷之一刀国常立尊』と書き添える。
針は十二本。さらに紙でこしらえた人形を形代に裁ち、これを白紙で包んで封をする。
表には『男』と書き、その上下左右を『鬼』の文字で囲む。
そして、裏の封じ目に『封』と書き付ける。・・・
などと逆修のやり方を事細かに書いているのでござる。
「呪術」と聞いておそらく皆の衆は
・・・牛の刻にろうそくをはちまきで頭に括り付け、わら人形を木に押し付けつつ、五寸釘で討ちつける・・・
というものを想像するであろうが、呪術はそういうおぞましいものだけでなく、神や不思議な力を呼び起こして、病気を治したり、豪雨を止めたりするのにも使われていたようだ。
「呪う」という字は、「祝う」という意味も兼ねているらしい。
その種類にも密教、修験道、陰陽道などいろんなものが存在しており、相当多くの種類があるという話でござる。
この小説を読んで、巫女がどんなことを行っていたのか、というのをもっと調べたくなり申した!
特に呪術は非常に興味がある。
ということで実は一緒に「日本呪術全書」というものを買ってしまったw
(高かった・・・orz)
ボリュームが半端なく多く、辞典のようなもので500ページ弱ある代物でござる。。
通読して書評にするのは難しそうであるが、修験道系の呪術や九字についてなども記載があるので、ここで得た知識も折に触れて解説してゆきたい。
そして嫌な奴がいたら呪ってやるでござるよ・・・
ケッケッケ・・・
ケッケッケ・・・・・・・
摩訶不思議忍者アドベンチャー 〜風の武士〜
Posted on Sunday, Jan 13, 2013 23:58
掴もうぜっ!
ドラゴンボールっ!
じゃなくて未知の国に眠る莫大な財宝を掴まぬか?
ということで(どういうことだ)、今週読んだのは司馬遼太郎氏作の忍者アドベンチャー小説。
【司馬遼太郎「風の武士(上)&(下)」(講談社文庫)】
![](http://ws.assoc-amazon.jp/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=406275889X&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=shinobi4273-22)
![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=shinobi4273-22&l=as2&o=9&a=406275889X)
![](http://ws.assoc-amazon.jp/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4062758903&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=shinobi4273-22)
![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=shinobi4273-22&l=as2&o=9&a=4062758903)
伊賀忍者の一族柘植家の血を引く次男坊・真吾が、ひょんなことから幕府の密命を帯びて、紀州熊野にある隠された国とそこに眠る財宝を探すという冒険小説でござる。
舞台は浅草にある鳥越橋近くに住む主人公が目覚めるところからスタートするのだが、、、
鳥越橋って今年の正月にいった甚内神社があるところやんけっ!!
甚内神社のエントリを書いたときにその周辺地図を載せておりまするが、その辺り一帯の地域に「鳥越」って書いてござります。
最近行ったばかりだったので、風景がまざまざと想像できてすぐ興味がそそられた拙者でござった!
時は江戸後期。
柘植真吾は剣の腕は確かだが、頭はあまりよくない若い忍の末裔であり、近くの剣術道場に師範代としてたまに代稽古を行いに行くくらいの退屈な日常を持て余していた。
が、あるとき若年寄松平豊前守に呼び出され、熊野にあるといわれる隠し国「安羅井」に眠る財宝を探して欲しいと頼まれ、いきなり公義隠密となることに。
なんとその通っている剣術道場が秘国に深く関わっているらしい。
いろいろと調査を始める柘植真吾。
しかし、安羅井の地が描かれた地図を持つその道場の師範が殺され、その娘「ちの」がさらわれた!!
どうやら「ちの」は安羅井の国のお姫様らしい。
密かにちのを慕っていた真吾は、安羅井とちのの行方を探し、冒険に出る!!!
仲間なのか、敵なのか。
出てくる登場人物がみんな信用なりませんw
でもすぐに人を信用してしまう真吾さん。
果たして安羅井国にたどり着けるのか!?
というストーリーでござった。
最後は「なるほどっ!」という結末でござる。
まさかあの国が。。。
続きは読んでのお楽しみだが、この作品での忍者描写について考察いたす!
この作品での設定では、主人公は伊賀忍者の末裔という設定でござり、一応は父のもと忍術は習っている。
◆抜刀術の訓練
真吾の父から抜刀術を習うとき、蓮の音で訓練をしたとのこと。
早朝、蓮の花が咲くとき、蓮は小さな音を立てるという。
その音がなった瞬間に刀線を走らせろ、というものでござった。
目をつぶり、雑念を消し、蓮池の中で自然と一体になり、無想の境地に至るとき、音を察することができるとのことだ。
この点は武蔵一族の道場で教わっている「空」の境地に似ていると感じ申した。
こういう訓練の方法もあるのでござるな。
蓮池、近くにないかなぁ。。
しかし、どうやらこの作品では、忍者刀を背中にしょって抜刀するタイプの忍者でござった。
背中に刀を背負うと、実は抜刀も納刀もすごくやりづらい。
また、敵の攻撃を避けるために地を転がるとき、狭い場所に進入するとき、すごく邪魔でござる。
そのため、本当は背中に刀を掛けていなかったようでござりまするよ。
◆潜入術
屋敷に進入するときは下げ緒を加え、忍者刀の鍔に足をかけて塀を登り、引っ張る。
雨水をすくって引き戸の桟(さん)に流し込み、滑りを良くして雨戸をあける。
まずは錐(キリ)で小さな穴を開け、クナイで穴を広げ、しころで更に穴を広げることで、手が入るくらいになれば鍵を外す。
などなど、潜入術が目白押しでござった。
拙者が忍者関連小説を読む上で注意しているのはこの潜入術の描写。
実際問題として潜入って人と闘うシーンとかよりも相当難しいはずで、さも簡単に、いつの間にか天井にいる、っていうのはちょっと臨場感がない。
そういった意味では拙者が知らない潜入術の記述もあり、司馬さんのこの小説は勉強になった。
◆火遁の術
焔硝と発煙剤を入れた鳥の子を投げて白煙をぶちまけた。
主人公は火縄銃で狙われて絶対絶命のときに、この煙玉を放っている。
片手には忍者刀。
こういった場合、100円ライターもない時代で、忍者はどうやって火をつけるのだろう。。
片手で一瞬つけられるものなのだろうか。
火器ももっと勉強しないとな。。。
忍者小説には珍しく、手裏剣は一度も出てこなかった。
司馬さんの忍者小説は、もちろん脚色もふんだんに盛り込んでいるが、非常に理にかなった忍術を使用されているので読んでて抵抗感がございませぬ。
そして多くの山伏が修行したと解説のあった熊野の山々。
なんだか熊野に行きたくなってしまった。。。
冒険小説であり、恋愛小説であり、ファンタジー小説でもある感じでござった。
ワクワクしたい人にはお勧めでござる!!
皆の衆も、そうさ!今こそアドベンチャー!
ドラゴンボールっ!
じゃなくて未知の国に眠る莫大な財宝を掴まぬか?
ということで(どういうことだ)、今週読んだのは司馬遼太郎氏作の忍者アドベンチャー小説。
【司馬遼太郎「風の武士(上)&(下)」(講談社文庫)】
伊賀忍者の一族柘植家の血を引く次男坊・真吾が、ひょんなことから幕府の密命を帯びて、紀州熊野にある隠された国とそこに眠る財宝を探すという冒険小説でござる。
舞台は浅草にある鳥越橋近くに住む主人公が目覚めるところからスタートするのだが、、、
鳥越橋って今年の正月にいった甚内神社があるところやんけっ!!
甚内神社のエントリを書いたときにその周辺地図を載せておりまするが、その辺り一帯の地域に「鳥越」って書いてござります。
最近行ったばかりだったので、風景がまざまざと想像できてすぐ興味がそそられた拙者でござった!
時は江戸後期。
柘植真吾は剣の腕は確かだが、頭はあまりよくない若い忍の末裔であり、近くの剣術道場に師範代としてたまに代稽古を行いに行くくらいの退屈な日常を持て余していた。
が、あるとき若年寄松平豊前守に呼び出され、熊野にあるといわれる隠し国「安羅井」に眠る財宝を探して欲しいと頼まれ、いきなり公義隠密となることに。
なんとその通っている剣術道場が秘国に深く関わっているらしい。
いろいろと調査を始める柘植真吾。
しかし、安羅井の地が描かれた地図を持つその道場の師範が殺され、その娘「ちの」がさらわれた!!
どうやら「ちの」は安羅井の国のお姫様らしい。
密かにちのを慕っていた真吾は、安羅井とちのの行方を探し、冒険に出る!!!
仲間なのか、敵なのか。
出てくる登場人物がみんな信用なりませんw
でもすぐに人を信用してしまう真吾さん。
果たして安羅井国にたどり着けるのか!?
というストーリーでござった。
最後は「なるほどっ!」という結末でござる。
まさかあの国が。。。
続きは読んでのお楽しみだが、この作品での忍者描写について考察いたす!
この作品での設定では、主人公は伊賀忍者の末裔という設定でござり、一応は父のもと忍術は習っている。
◆抜刀術の訓練
真吾の父から抜刀術を習うとき、蓮の音で訓練をしたとのこと。
早朝、蓮の花が咲くとき、蓮は小さな音を立てるという。
その音がなった瞬間に刀線を走らせろ、というものでござった。
目をつぶり、雑念を消し、蓮池の中で自然と一体になり、無想の境地に至るとき、音を察することができるとのことだ。
この点は武蔵一族の道場で教わっている「空」の境地に似ていると感じ申した。
こういう訓練の方法もあるのでござるな。
蓮池、近くにないかなぁ。。
しかし、どうやらこの作品では、忍者刀を背中にしょって抜刀するタイプの忍者でござった。
背中に刀を背負うと、実は抜刀も納刀もすごくやりづらい。
また、敵の攻撃を避けるために地を転がるとき、狭い場所に進入するとき、すごく邪魔でござる。
そのため、本当は背中に刀を掛けていなかったようでござりまするよ。
◆潜入術
屋敷に進入するときは下げ緒を加え、忍者刀の鍔に足をかけて塀を登り、引っ張る。
雨水をすくって引き戸の桟(さん)に流し込み、滑りを良くして雨戸をあける。
まずは錐(キリ)で小さな穴を開け、クナイで穴を広げ、しころで更に穴を広げることで、手が入るくらいになれば鍵を外す。
などなど、潜入術が目白押しでござった。
拙者が忍者関連小説を読む上で注意しているのはこの潜入術の描写。
実際問題として潜入って人と闘うシーンとかよりも相当難しいはずで、さも簡単に、いつの間にか天井にいる、っていうのはちょっと臨場感がない。
そういった意味では拙者が知らない潜入術の記述もあり、司馬さんのこの小説は勉強になった。
◆火遁の術
焔硝と発煙剤を入れた鳥の子を投げて白煙をぶちまけた。
主人公は火縄銃で狙われて絶対絶命のときに、この煙玉を放っている。
片手には忍者刀。
こういった場合、100円ライターもない時代で、忍者はどうやって火をつけるのだろう。。
片手で一瞬つけられるものなのだろうか。
火器ももっと勉強しないとな。。。
忍者小説には珍しく、手裏剣は一度も出てこなかった。
司馬さんの忍者小説は、もちろん脚色もふんだんに盛り込んでいるが、非常に理にかなった忍術を使用されているので読んでて抵抗感がございませぬ。
そして多くの山伏が修行したと解説のあった熊野の山々。
なんだか熊野に行きたくなってしまった。。。
冒険小説であり、恋愛小説であり、ファンタジー小説でもある感じでござった。
ワクワクしたい人にはお勧めでござる!!
皆の衆も、そうさ!今こそアドベンチャー!
武蔵一族道場開き 〜今年の目標も〜
Posted on Saturday, Jan 05, 2013 22:48
本日は武蔵一族の道場開きに行って参った!
道場開きは今年一年の道場の繁栄を祈って皆で集まり、心を一つにして新しい年を祝う儀式でござる。
拙者の所属する武蔵一族では「時代アカデミー」という組織として、日本文化を極める活動を3分野に分かれて行っている。
1つは武術教室である「形水会」。
武術を極めて空の理論を学ぶものだ。
2つ目には忍者・忍術に関しての活動を行う「絆果会」。
忍者を通して国際親善活動を行ったり、忍者研究をするものでござる。
3つ目には伝統芸能を学び、披露する「猿流会」。
日本特有の和太鼓、笛、踊りなどを学びながら武芸に通ずるものをみつけるもの。
拙者は上記のうち、絆果会と猿流会に属しておりまする。
そして本日、道場開きのイベントにおいて、それぞれの活動における成果を披露した。
※他の演武もあるのだけれど、ほぼ出演者としての準備で写真が取れなかったので自分のところだけ書いて割愛します。
千さん、しころちゃんまかせた!w
まずは猿流会による出し物。
猿流会は去年の年末に急遽結成されたユニットでござる。
出演者は3忍で、1日だけ稽古に充て、今日の本番に備えた。
披露したのは「火男(ひょっとこ)踊り」。
【ひょっとこのお面】
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/031f950cbac2fdc2fa6628c890a40cfb/1357393801)
うい奴であろう!
きっとそのうち動画撮ってくれた人からもらえるだろうから今はお預けだが、アホ面したお面をつけて、ふんどしで腰をフリフリ踊り狂うという出し物だ。
猿流会代表の怜文さんから去年いきなり「踊ってみようぜ!」と言われ、やったこともないのにいきなりやる羽目に…w
大した練習もできず、ストーリーと段取りだけ決めて本番を迎えることとなった。
道場の入り口横で出番を待つ拙者。
き、、、緊張する。。。
ってか冷静になって考えてみると忍者あんまカンケーねぇw
と思いつつ、怜文さんの太鼓の演目が終ったあと、皆の前にふんどし姿で踊り出たとき。。。
何かが自分の中で弾ける音がした!!
ふんどしから一物がこぼれそうになりながらも必死に押さえ込みつつ、最後まで踊り明かしてみせた。
内容は動画などで見てもらった方がわかりやすいので今度もらえたらアップするが、みなさんから意外と好評価をいただいたでござる!
なんだかお面を被っていると、何でも出来そうになってくるのはなぜなんだろう?
自分の中の隠れた何かを見つけたような気がした。
た、楽しい・・・w
もう少し「ひょっとこ」について極めてみようかと思った、そんな夜にござりまする。
その後、くのいちのみなさんによる巫女舞の講演。
拙者は笛の音楽をスタートさせつつ、太鼓をやる係。
が、音楽途中から流してしまってミスりまして候。。。。
くのいちの皆様、本当に申し訳ございませぬ。。。
だが、拙者は背を向けていたので見られなかったものの、どうやら大成功の様子。
いずれは笛が吹けるように練習していきたいでござるな。
くのいちのみなさん、お疲れ様にござりました!
そして、一族のメンバー全員で今年の目標を自分の名前の入った木札の裏に書くという行事が。
拙者は今年の目標として・・・
「忍者関連書籍を100冊読んでブログに書評を書く」
という目標を立て申した。
忍者関連書籍の定義が曖昧ではござりまするが、拙者の中では以下の通り定義しているでござる。
①忍者が主人公またはキーパーソンとなる時代、歴史小説
②忍者や忍術の研究書、解説書
③修験道、巫女、密教、呪術など忍者、忍術と密接に関連する書籍
④忍者を重用した戦国大名、幕臣などの書籍
⑤忍者漫画(笑)
なるべく忍者漫画はカウントしないようにその他の分野だけで100冊到達したいと思っているものの、年の瀬には落第忍者乱太郎やサスケばっかり読んでいるかもしれないw
それはご愛嬌としてご勘弁願いたい!w
従来通り過去問研究、忍者研究は随所で行っていくため、解説書などは基本的にその都度参照する形になると思うので、ほぼ①の忍者小説が多くなるであろう。
最近書評のエントリを書いているのはそのためでござる。
ということで今後は「書物」カテゴリが多くなり、本を紹介する機会が増えるので、アフィリエイトでもやろうかなw
もし拙者の記事を読んで「これはおもろい!」と思う本があれば、ポチっと購入いただければ幸いにござる!
※今のところはアフィリエイトを入れるつもりはございませぬ。
今年も忍活が忙しくなりそうでござるが、気張っていくぞーい!
道場開きは今年一年の道場の繁栄を祈って皆で集まり、心を一つにして新しい年を祝う儀式でござる。
拙者の所属する武蔵一族では「時代アカデミー」という組織として、日本文化を極める活動を3分野に分かれて行っている。
1つは武術教室である「形水会」。
武術を極めて空の理論を学ぶものだ。
2つ目には忍者・忍術に関しての活動を行う「絆果会」。
忍者を通して国際親善活動を行ったり、忍者研究をするものでござる。
3つ目には伝統芸能を学び、披露する「猿流会」。
日本特有の和太鼓、笛、踊りなどを学びながら武芸に通ずるものをみつけるもの。
拙者は上記のうち、絆果会と猿流会に属しておりまする。
そして本日、道場開きのイベントにおいて、それぞれの活動における成果を披露した。
※他の演武もあるのだけれど、ほぼ出演者としての準備で写真が取れなかったので自分のところだけ書いて割愛します。
千さん、しころちゃんまかせた!w
まずは猿流会による出し物。
猿流会は去年の年末に急遽結成されたユニットでござる。
出演者は3忍で、1日だけ稽古に充て、今日の本番に備えた。
披露したのは「火男(ひょっとこ)踊り」。
【ひょっとこのお面】
うい奴であろう!
きっとそのうち動画撮ってくれた人からもらえるだろうから今はお預けだが、アホ面したお面をつけて、ふんどしで腰をフリフリ踊り狂うという出し物だ。
猿流会代表の怜文さんから去年いきなり「踊ってみようぜ!」と言われ、やったこともないのにいきなりやる羽目に…w
大した練習もできず、ストーリーと段取りだけ決めて本番を迎えることとなった。
道場の入り口横で出番を待つ拙者。
き、、、緊張する。。。
ってか冷静になって考えてみると忍者あんまカンケーねぇw
と思いつつ、怜文さんの太鼓の演目が終ったあと、皆の前にふんどし姿で踊り出たとき。。。
何かが自分の中で弾ける音がした!!
ふんどしから一物がこぼれそうになりながらも必死に押さえ込みつつ、最後まで踊り明かしてみせた。
内容は動画などで見てもらった方がわかりやすいので今度もらえたらアップするが、みなさんから意外と好評価をいただいたでござる!
なんだかお面を被っていると、何でも出来そうになってくるのはなぜなんだろう?
自分の中の隠れた何かを見つけたような気がした。
た、楽しい・・・w
もう少し「ひょっとこ」について極めてみようかと思った、そんな夜にござりまする。
その後、くのいちのみなさんによる巫女舞の講演。
拙者は笛の音楽をスタートさせつつ、太鼓をやる係。
が、音楽途中から流してしまってミスりまして候。。。。
くのいちの皆様、本当に申し訳ございませぬ。。。
だが、拙者は背を向けていたので見られなかったものの、どうやら大成功の様子。
いずれは笛が吹けるように練習していきたいでござるな。
くのいちのみなさん、お疲れ様にござりました!
そして、一族のメンバー全員で今年の目標を自分の名前の入った木札の裏に書くという行事が。
拙者は今年の目標として・・・
「忍者関連書籍を100冊読んでブログに書評を書く」
という目標を立て申した。
忍者関連書籍の定義が曖昧ではござりまするが、拙者の中では以下の通り定義しているでござる。
①忍者が主人公またはキーパーソンとなる時代、歴史小説
②忍者や忍術の研究書、解説書
③修験道、巫女、密教、呪術など忍者、忍術と密接に関連する書籍
④忍者を重用した戦国大名、幕臣などの書籍
⑤忍者漫画(笑)
なるべく忍者漫画はカウントしないようにその他の分野だけで100冊到達したいと思っているものの、年の瀬には落第忍者乱太郎やサスケばっかり読んでいるかもしれないw
それはご愛嬌としてご勘弁願いたい!w
従来通り過去問研究、忍者研究は随所で行っていくため、解説書などは基本的にその都度参照する形になると思うので、ほぼ①の忍者小説が多くなるであろう。
最近書評のエントリを書いているのはそのためでござる。
ということで今後は「書物」カテゴリが多くなり、本を紹介する機会が増えるので、アフィリエイトでもやろうかなw
もし拙者の記事を読んで「これはおもろい!」と思う本があれば、ポチっと購入いただければ幸いにござる!
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今年も忍活が忙しくなりそうでござるが、気張っていくぞーい!
奇想天外忍者ストーリー 〜猿飛佐助〜
Posted on Friday, Jan 04, 2013 19:40
今日、柴田錬三郎氏の小説「猿飛佐助」を読了したでござる。
【柴田錬三郎「猿飛佐助-真田十勇士-」文春文庫】
![](http://ws.assoc-amazon.jp/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4167143011&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=shinobi4273-22)
![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=shinobi4273-22&l=as2&o=9&a=4167143011)
講談真田十勇士でもおなじみの猿飛佐助を起点として描かれる、短編小説集。
各短編ストーリーは微妙に話が繋がってたりもする。
読んでみての一番の感想は・・・・
いやいや、、、、ありえないっしょw
という一言に尽きる。。
一応は史実に沿った上でストーリーは展開されているのだが、ぶっとびポイントがいくつかあり、そのポイントは以下のとおり。
・猿飛佐助は武田勝頼の隠し子。
・佐助の最大の忍者修行は、妊婦の陰毛を百本抜いてくるというもの
・三好青海入道は石川五右衛門の子で、豊臣秀吉を水風呂に沈めて殺した
・柳生宗矩など柳生石舟斎の子ども達は、全て師匠の上泉信綱の子種から
・剣豪塚原卜伝の息子が秀頼の実の父
・秀吉の謎の落とし子、豊臣小太郎(しかも女性)
・本能寺の変をそそのかしたのは百地三太夫
とてもじゃないけどぶっとび過ぎているお話でござった!w
柴田錬三郎氏は、その著書で真田十勇士を原作に近い形で書いているし、きっとエンタメ性を全面に押し出したかんだろう。
山田風太郎しかり、忍者を使ってエンタメに走ると、どうもエロっちくなるのは避けられないのだろうかw
やはりその謎から「歴史の大事件の裏に忍びあり」という可能性を模索したくなるり、大物小説家でもその好奇心が抑えられずこのような作品に反映されるのだろうな。
あまりにぶっとんでいたのでちょっと冷ややかな視点で読んでしまったが、想像力はすごいな、と思った。
凝り固まった戦国の歴史に一石を投じたい方におすすめでござる!!
【柴田錬三郎「猿飛佐助-真田十勇士-」文春文庫】
講談真田十勇士でもおなじみの猿飛佐助を起点として描かれる、短編小説集。
各短編ストーリーは微妙に話が繋がってたりもする。
読んでみての一番の感想は・・・・
いやいや、、、、ありえないっしょw
という一言に尽きる。。
一応は史実に沿った上でストーリーは展開されているのだが、ぶっとびポイントがいくつかあり、そのポイントは以下のとおり。
・猿飛佐助は武田勝頼の隠し子。
・佐助の最大の忍者修行は、妊婦の陰毛を百本抜いてくるというもの
・三好青海入道は石川五右衛門の子で、豊臣秀吉を水風呂に沈めて殺した
・柳生宗矩など柳生石舟斎の子ども達は、全て師匠の上泉信綱の子種から
・剣豪塚原卜伝の息子が秀頼の実の父
・秀吉の謎の落とし子、豊臣小太郎(しかも女性)
・本能寺の変をそそのかしたのは百地三太夫
とてもじゃないけどぶっとび過ぎているお話でござった!w
柴田錬三郎氏は、その著書で真田十勇士を原作に近い形で書いているし、きっとエンタメ性を全面に押し出したかんだろう。
山田風太郎しかり、忍者を使ってエンタメに走ると、どうもエロっちくなるのは避けられないのだろうかw
やはりその謎から「歴史の大事件の裏に忍びあり」という可能性を模索したくなるり、大物小説家でもその好奇心が抑えられずこのような作品に反映されるのだろうな。
あまりにぶっとんでいたのでちょっと冷ややかな視点で読んでしまったが、想像力はすごいな、と思った。
凝り固まった戦国の歴史に一石を投じたい方におすすめでござる!!